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神の盾に許された絶対封魔の光

『あんなものが・・・!』

ゲインは苦笑する

『あれの迎撃を最優先にしろ!』

アーノルドがアトランティス・デスサイズに指示を出す

レクイエムは量産型SPの大群の中心を割るように進んだ

アトランティスが持ち場を離れた


『おいおい!あの青い奴、後方型のくせに前出るのかよ!』

コールは叫んだ

『おちつけ!

紅国の大統領はまだ中だ

見捨てて逃げるようなことはしないだろう』

スティングは必死に敵を撃破していく

『ボクも行きます!ここはお任せします!!』

『了解だ!』


『あいつらはあのDMの撃破に向かったようだ

俺たちでこいつらを片付ける!』

『わかった!』

ジャスティスを先頭に黄国のSPがもはや残党と言っても過言ではない

量産型SPに立ち向かう

『センチネルでアノ光の柱防げないか?』

『んなもん無理だ!!!』




「通信が使えないというだけで、ここまで連携が取れないなんて」

黄国王女は展望台から戦場をを見ていた

他の2名はイスに座っている


各SPは十分に戦果を出している

しかし、上から見れば、その連携はメチャクチャだ



「どうやらディストラクションゲームはあの光の柱を撃つのに時間を有するようですね」

ソルイドは資料を見ながら言った

「あんなもの、連射されては困る」

紅国大統領は笑いながら言った

「使うしかないか・・・」

「何をですか?」

「・・・王女殿下、あなたはACが我々を放置していると言った

しかし、それは少し違います

<これ>の真の力をお見せします」

「?」

「王女様はまだお若いですからね

確か、レジスタンスが使ったのは・・・・」

「20年前です

ミドル!パトリオットに伝えて

何としても全員を下がらせろ!」

「はい!」

ミドルが通信機に飛びつく


『『ラトル君!聞こえますか!?』』

『はい?↑』

思わずラトルは声が裏返った

『『いいですか?

今からかなりキツイのを使いますから

下がってください!

それで、一緒に向かっている3機にもそれを伝えてください!!』』

『えぇ!!?無理ですよ!!』

『『よろしくおねがいします』』

『え、ちょ!』

ミドルに一方的に回線を切られた

『えぇい!くそ!!』


パトリオットは突っ込む3機の前にマシンガンを撃つ


『なんだ!?』

3機が足を止めた

パトリオットは次に防壁に向かって撃つ

防壁にタマがあたって火花が散る

そして、パトリオットは後退した

『なんだ?あいつ』

デスサイズは再びDMに突っ込もうとした

しかし、ジャスティスがそれをさえぎった

『あれは、おそらく下がれということだ』

『本当に?』

『今は敵対している場合ではない』

『ま、将軍様の命令ってなら下がるがな』

3機は撤退する



「よし」

ソルイドが立ち上がった

部屋の片隅にあるボードにパスワードを入力する

「下がっているか、何かにつかまっていてください」

ソルイドが最後のキーワード打った



轟音とともにレジスタンスの本拠地が動き出した

『うわぁ!!なんだ!!?』

ラトルは慌てる

確実に動かないだると思っていた本拠地が浮上しはじめたのだ

『あぁ・・・ラトルは知らないわな』

『いいかボウズこれはな

世界で最初にして最大のデスマシーンだ』

『えぇ!!?』


民家は収納されていく

そのうち、ひとつの鋼の山のような形になった

そして、防壁はすべて外側に倒れ回転する

数十秒で、ひとつの円盤型飛行物体が出現した

それは、DM1イージス

この世で最大級の防衛兵器だ



「ミドル、総員に伝えろ

各自持ち場につき、ゴーゴンを発射する」


山の頂上が青白く光る

それは玉の形を作り上げ、光球はまっすぐ塔へ飛んだ

塔は、まともにその一撃を受けて崩れ去った

「あっけない終結だったな

できればイージスは使いたくなかった・・・」

ソルイドが勝利を確信した

しかし、それはすぐに撤回されることになう


『御機嫌ようレジスタンス、紅国、黄国の皆様

今、ゴランいただいたDM2ディストラクションゲームの試作機はいかがだったでしょうか?

次はありません

皆様が降伏してくださるなら、完成品を使う必要がなくなります

私は無駄な戦いは避けたい

皆様の最も知的な返答をおまちしております』


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