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夕暮れの時は別れの言葉となる

夕暮れにさしかかり、ラトル達はロンとシリアに買い物を付き添ってもらった

明日には戻らなければならない


「ふぅ・・・こんなに買うのか?」

「まぁ、そうらしいですよ」

ラトルは重い工具などを装甲車に乗せる

「ふぅ・・・ところで、今日の宿の予定は?」

「えぇと、確かこの町のホテルに泊まるそうですよ」

「もし、よかったら俺の家にこないか?」

「いいんですか?」

ラトルは車のエンジンを入れながら聞いた

ロンはもちろんと即答した

「これも何かの縁だからね」





「こっちのほうがいいかな・・・」

ユミルとシリアがレーンの服を決めていた

残りの買い物は衣類と食料

食料は明日の朝に市場で買う予定だ

レジスタンスの本拠地付近では魚や塩が取れないのだ

ユミルの携帯電話が鳴った

「もしもし?なに?」

『今日はロンさんのお宅に泊めていただけるそうです』

「りょうか〜い」

レーンが試着室から出てくる

「ラトル兄さま?」

「うん、今日はロンさんの家に泊めてもらえるんだって」

「それじゃあ私も今日はそちらにお邪魔しますね」

シリアが笑顔で云った





今日は残念ながら満月ではない

しかし、雲ひとつない空に満点の星と月が輝いている

「なんかすみません」

「気にしなくていいよ」

ロンが飲み物をテーブルに置いた

女性人は別の部屋で買ってきた衣類で遊んでいるようだ

「ロンさん・・・」

ロンが口を止めさせた

「ロンでいいよ」

「・・・ではロン、キミはここで一人暮らし?」

「あぁ、俺は軍人なんでね」

「軍人!?」

「そんなに驚かなくても

こんな時代だ、俺みたいな子供でも戦争に出るさ」

「それじゃあ・・・他国に攻めたりとか?」

「黄国はそんなことしないさ

俺も、この国を守るためだけにサイバーポッドに乗っている

あぁサイバーポッドと云うのは・・・・」

「って、そんなこと云っていいの?」

「ん?まぁいいんじゃないかな

別に紅国のスパイってわけじゃないだろ?」

ロンは片目をつむってみせた

「え?まぁ違いますけど・・・」

「レジスタンスだもんな」

「ぶーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

ラトルは飲みかけのジュースを霧状ににして吐き出した

「ゲホッゴホッ・・・・ど、どこでそれを?」

「買い物リストの一番下に書いてあったけど?

『楽しんできくる レジスタンス一同』ってな」

こえrはみんなからの配慮だ

しかし、それがアダとなった

「それで?ラトルもSPに乗っているんだろ?」

「え・・・えと・・・まぁ一応・・・・」

目が泳いでしまう

「なんていう機体?

すごく気になるんだけど?」

「ど、どうして?」

「どうして?

決まってるだろ、討ちたくないから」

「・・・」

「じゃあダメか?」

ロンは笑って見せた

しかし、ラトルは表情を崩すことなく断言した

「レジスタンスの敵はACだ

黄国と戦うことは絶対にない」

「・・・・確かに・・・・」

「まぁあえて云うなら、ボクの機体の名前はパトリオット」

「なにそれ?」

「えぇ!!?」

「聞かないなぁ・・・レジスタンスの量産型SP?

てっきりファイアストームかブラックレイかと・・・」

「ひど!これでも活躍したのに!!」


ロンのポケベル(っぽいもの)が鳴った

「おっと」

「え?え??」

「ゴメン!

ちょっと行ってくる!すぐ戻ってくるから!!」

「な、なにごと??」

「お仕事

外見ててくれ

俺の機体は黄色いから」

そういい残し、ロンは家を飛び出した

「・・・・」

ラトルはポケットから紙をとりだした

そしてメモを残す


廊下を歩き、扉をノックした

「はい?」

ユミルが出てくる

「どうしたの?」

「行きましょう」

「へ?」




『『ロン!敵はゲート上空に接近!』』

『了解!迎撃する!!』

倉庫の扉が開いた

センチネルが倉庫から飛び出す


ゲート付近に到着した

すると、足元を一台の装甲車が走り抜けた

『あの車は・・・・』



「あれが・・・ロンの機体・・・」

ラトルは聳え立つ黄色い機体に見とれていた

「こら!前みなさい!!」

「す、すみません!!」

ユミルが叫ぶ声にこたえてパッと前を向いた

ゲート上空に5機の戦闘機が現れた




「ラトル!!」

ロンが家に飛んで帰ってきた

「居ない・・・」

「あ、ロン

おかえりなさい」

「シリア!彼らは?」

「えと・・・こういうメモが・・・」

シリアは机にあったメモをロンに渡した


<ありがとう

 また、この街で会おう

 戦場ではなく、この街で・・・

           ラトル >


「ぷっ・・・」

ロンは吹いた

「なんだこの湿っぽいメモ?

まるで永遠の別れチックじゃんか」

以後、ロンはこのメモがツボになったという・・・



今回の話は非常に書きづらかったです

なので非常に読みづらかったと思います

次回はもっとユカイな話にしようと思います


それにしても今回のオチは無理やりな感じがしますね〜^^;

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