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静寂の夜に悩みは冷たく流される

夜の倉庫には冷たい風が流れ込んでいる

ゲートを開いているのは倉庫内にチリがたまらないようにするためだ

サイバーポッドの回路にチリが着けば誤作動の原因になる


紫の戦闘スーツを着た金髪長髪の男がヘルメットをもって歩いてくる

目前には愛機「RCS−098レクイエム」が立っている

男の名はエッジ・アーノルド

ソルジャーの隊長にして紅国正規軍大将だ

「風がいやに冷たいな・・・・」

吹き込む風の冷たさが肌にささるようだ

「ん?

こんな時間に出動か?」

ゲインが仮眠室から出てくる

今のこの時間は整備員もいない

「いや、出発は明朝だ

私はいつもレクイエムの中で寝るんでな」

「へぇ〜・・・」

ゲインは仮眠室に戻り熱いコーヒーを入れ始めた

「飲むか?」

「・・・いただこうか・・・」


サイバーポッドは前兆役15メートルほどの機械だ

その肩に居るだけでも冷たい風はよりいっそう冷たさを増す

「・・・シルバーダストが失敗したそうだ・・・」

「ほぅ・・・橋はおとしたんだろ?」

「あぁ・・・しかし、同時に蒼国もからんでいたらしい

つまり、大統領閣下の予想どうり

この戦争の厄介な敵は黄国とレジスタンスだ」

アーノルドはコーヒーをすすった

周りが寒いせいでコーヒーがよりいっそう熱く感じる

「この作戦は黄国の孤立化だが・・・少し検討したほうがよさそうだ・・・」

「なるほど・・・じゃあドコ攻めるんだ?

この戦争を終らせるには・・・」

しばらく静かな空気が流れた

「そーだな・・・冷戦に持っていくってのはどうだ?」

陽気な声が後ろからした

アーノルドとゲインは目線だけを後ろに向けた

そこにはリオンが壁に背を任せて立っていた

「無理に占領する必要はないだろ?」

「冷戦か・・・それは平和的な解決にいかないかぎり危険な選択肢だな」

「っというと?」

「冷戦は云うならば陣を張ってにらみ合いをしている状態のことだ

しかし、それと違うのはその規模だ

ひとつの小さな陣なら、相手の奇襲のみに警戒すればいい

だが、国規模となるとお互いが戦争にかつため武力そのものを強化するだろう

例えば・・・1000Bを超える爆弾の開発・・・とかな」


Bとは武力を現す単位で「バースト」と読む

武器、兵機にはそれぞれ基準があり

ひとうのサイバーポッドまたは戦艦などの兵機は1000Bを越えてはならないと

国際的に決められている


「1000Bを超える爆弾?」

「この間、その模範プログラムの時点で廃棄処分になった・・・「核爆弾」・・・

科学力的にいえばレジスタンスですら作成可能なのだそうだ・・・

もし、冷戦になり

国の上層部の人間がその重圧にたえかねた時・・・おそらくそれは撃たれるだろうな・・・」

コーヒーを飲み干し下におりる

「それに・・・黄国の内部はおかしなことになっているそうだ・・・

下手に触ると蛇がでてくる・・・

やはりエクス達はさがらせるか・・・」

そう云うとアーノルドは通信機をとった

『『はい』』

『アーノルド大将だ

本日明朝に実行予定の全ての作戦を中止する

そちらにあるSPの帰還を伝えてくれ』

『『了解しました』』

通信機をゆっくり置いた

「なんか・・・チキンになってない?アーノルドさん?」

リオンが冗談だという口調でいう

「私は・・・誰よりも命の重さをしっているつもりだ・・・」

「命の重さ?」

「いつもあるようで、一瞬で亡くなる・・・そういうモノなんだよ・・・」

そういい捨てるとアーノルドは更衣室へ足を進めた

「若いのにしっかりしてらっしゃるねぇ・・・」

「っで?おまえは結局何しにきたんだ?」

「ん?あぁ・・・デスサイズ・・・直ったらしんだが・・・まだここにはなかったみたいだな」

リオンも倉庫をあとにした

一人、ゲインは倉庫で笑いをおさえていた

「ふふふ・・・まったく、どいつもこいつもSP愛者だな・・・」

紅国編の主人公をゲインにするかエクスにするか迷ってます

そしてまだ設定資料はみつからないです・・・^^;

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