第七羽 ある日のぽてえな〜雪だるま作ろう〜
森の雪はふかふかで、木の枝や葉っぱが白い毛布のように覆われていた。
ぽてえなはそっと地面に降り、ちょこっと羽を震わせる。
「……よいしょ」
小さな雪玉を転がすと、あっという間に手の届く範囲の雪はくっついて大きくなる。
ぽてえなは首をかしげ、ぷいっと反らせる。
「……大きすぎ……でも……気になる……」
何度も押して、引いて、転がして。ちょこちょこと。
雪だるまは少し曲がって、手のひらでは押さえきれない大きさに。
「……む、むり……!」
ちょこっと羽を震わせ、ぷいっと後退する。
でもぽてえなは諦めない。
木の実を目に、青い葉っぱを手に取り、飾ろうとする。
しかし手が小さくて、ちょん、と置いただけで落ちてしまう。
ぷいっ、と体を反らせ、少し顔をそむける。
それでも、何度か試すうちに小さな雪だるまは、ぽてえなの満足できる形になった。
小さな手で雪を押さえ、首をかしげて、ちょこっと羽を震わせる。
「……よし……これで……いい……」
ぽてえなは完成した雪だるまを見つめ、ちょこっと前に出て、鼻先を雪にくっつけた。
「……ぬっく……かわいい……」
そして満足そうにぷいっと後ろを向き、丸くなってこたつに戻る。
冷たい雪の森でも、心の中は小さな温かさでいっぱいだった。
冬の間はこれで寂しくないね。




