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エピローグ
季節は過ぎて、秋になった。
ぽてえなは森の中で、シマエナガの仲間たちと自由に飛び回っていた。
冷たい風と、やわらかな日差し。
羽を広げれば、どこまでも行ける気がした。
そんなある日。
森のはずれに、人間たちがやってきた。
地面に葉を集め、
何かを燃やして、つついている。
ぽてえなは、少し離れた枝から、じっとその様子を見ていた。
興味津々だった。
やがて、人間が何かを取り出して割る。
その瞬間——
ほくほくと、白い湯気が立ちのぼった。
甘くて、あたたかそうで、
なんともおいしそうな匂い。
そう。
焼き芋だ。
ぽてえなは、思わず羽をすぼめた。
——ぽてえなの物語は、
また静かに、始まりそうだった。
ぽてえなの物語はこれで終わりになります、読んでいただきありがとうございました。




