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エピ33 エラーレートを調べてみます。


 ***


 エラーレートを調べてみます。


 ここでエラーレートは、エラーフレーム数/フレーム数とします。


 ***


 C1エラーの様子が似ていると不思議に思い、調べてみたら同じフレームで発生していました。エピ32でのことです。


 同じフレームとは、円盤上の同じ位置のフレームのことです。あるいは音楽の経過時間が同じであるフレームです。


 これは偶然のことなのか気になりますね。ピットとランドが歪んでいるのではと疑われます。


 それで、同じフレームで、エラーが発生している個数をカウントしました。


 ***


 備忘のためにやったことを書き出します。


 光ピックアップの信号をオシロで捕獲キャプチャして、600mV を通過する間隔からピットとランドの長さを求めます。3T〜11Tの列になります。3Tを 100 に、4Tを 1000 にと変換すれば、これがチャネルビットです。


 11T+11Tを探すと同期信号が見つかります。同期信号から次の同期信号までは 588T あって、これが1フレームです。


 それから、サブコードが S0 になっているフレームを探します。これがセクタの先頭です。次の S0 は 98 フレーム先のはずです。...エラーがなければね。


 1セクタ分(= 98 フレーム)のサブコードから、そのセクタの経過時間が分かります。75 セクタで1秒なので、1セクタの時間は 1/75 秒です。98 フレームで1セクタですから、1フレームは 1/75/98 秒です。


 セクタの n 番目のフレームの時間は、セクタの経過時間に n/75/98 を加えた値とします。先頭フレームが n=0 です。


 そして、CIRCでエラーの有無を調べます。フレーム毎にエラーの有無だけをカウントします。フレーム・エラー・レートとでも言うのでしょうか。


 *


 結果はグラフにしましょう。


 横軸は時間です。0.25〜2.0 秒です。0.0〜1.0 秒が無音状態です。最初の 0.25 秒がないのはデータが集まらなかったから。...、トホホ。

 縦軸はエラーレート(橙色)とフレームの個数(青色)です。

挿絵(By みてみん)


 フレームの個数は3個までを表示しました。図の上にハミ出ているのは4個以上です。


 エラーレートは 0.0〜1.0 で表示しています。個数が4以上なのにエラーレートが 1.0 であるフレームが割と目に付きますね。


 同じ場所(時間)を4回測定したら、4回ともエラーとなる。


 これはCDプレーヤーではなく、円盤のせいなのでしょう(個人の憶測です)。


 *


 エピ32で見た F22 と F104 については、00:00/43、つまり、43/75 = 0.573 秒付近を表示すると、

挿絵(By みてみん)


 です。F22-340 については同じ場所を7回測定して、エラーが7回でエラーレート 1.0 です。


 *


 ところで、ですね。


 エラーレート 1.0 となるフレームは一定間隔な感じがします。


 エラーレート 1.0 のフレームの時間を出力して、連続するフレームは除外して、間隔を表示すると、


   0.113469,

   0.113197,

   0.020952, 0.065306, 0.027075, #1

   0.113333,

   0.113061,

   0.113197,

   0.113197,

   0.016463, 0.096599, #2

   0.113333,

   0.016599, 0.096735, #3

   0.340408, #4

   0.113333,

   0.113333


 ...。予想通りでした。113 ミリ秒間隔で発生しています。例外(#1〜#4)もありますが、それらにも、


   #1: 0.020952 + 0.065306 + 0.027075 = 0.113333

   #2: 0.016463 + 0.096599 = 0.113062

   #3: 0.016599 + 0.096735 = 0.113334

   #4: 0.340408 / 3 = 0.113469


 と、このように 113 ミリ秒が含まれています。


 一定間隔でエラーが発生するとは、どいうことなのでしょうか? CD規格を見直しても 113 ミリ秒に関係しそうな値はありません。


 *

 *

 *


 しばらく考えてみて...、寝て、起きたら、思い付きました。


 もしかしたら、1/(0.113) = 8.849 って円盤の回転数なのでは?


 *


 1曲目の開始数秒のことですから、半径 25 ミリとして、1周は 2*3.14*25 = 157.0 ミリです。そして線速度 1.2 m/s と 1.4 m/s のときの回転数を求めると、


   1.2/0.157 = 7.643 回転/秒

   1.4/0.157 = 8.917 回転/秒


 おおっ、線速度 1.4 m/s のときの回転数とほぼ一緒。


 本シリーズの(10)で観察したように、このCDは半径 25〜49 ミリまでしか音楽が入っていないのです(49〜58 ミリは空き)。


 つまり収録時間に余裕がある。だから線速度を上げたという可能性はあるかも。


 *


 円盤が1回転する毎にエラーが発生する。


 逆に言うと、円盤の円周上の同じ角度の場所でエラーが発生する。


 ...。これは。


 円盤上のピット等が歪んでいるのだと思っていましたが、怪しい感じがしてきました。


 スピンドルモータの軸が歪んでいて、1回転毎にブレている可能性だって...、ないかな。


 別のCDで試してみればよいのだけど。どうしよう。


 ***


 この謎が解けません。ヒントとか無い? 誰かー


 ***


 間違いの指摘とか疑問とか、ご意見・ご感想とかありましたら、どうぞ感想欄に!


 ***

2025.6.11 推敲と図を追加。

2025.6.16 推敲。

2025.6.17 推敲。


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