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エピ32 C1エラーの様子が似ている?


 ***


 C1エラーの様子が似ている?


 偶然にそんなことがあるのでしょうか。気になりますよね。


 *


 似ているのは F22 と F104 のC1エラーです。無音状態なので音楽データは全て 0x00 が正しい値です。


  - F22 - 88 -

   80 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

   00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

  - s0=80, s1=94, s2=2F, s3=11 : C1-ERR


  - F104 - 60 -

   8A 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

   00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

  - s0=8A, s1=47, s2=30, s3=B9 : C1-ERR


 F22-88 と F104-60 は、0x80 と 0X8A という違いはありますが、共に最初のバイトがエラーです。


  - F22 - 340 -

   8A 00 8A 00 22 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

   00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

  - s0=22, s1=1A, s2=41, s3=8B : C1-ERR


  - F104 - 312 -

   8A 00 8A 00 22 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

   00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

   FF FF FF FF

  - s0=22, s1=1A, s2=41, s3=8B : C1-ERR


 F22-340 と F104-312 のエラーは同じです。C1の積和した値も一致しています。


 それとエラーが発生したフレームは、

 

   88 - 60 = 28

  340 - 312 = 28


 と、間隔が一致しています。28 です。


 *


 偶然に発生したエラーだとしたら、こんなに一致するのは不自然です。何か理由があるはずです。


 *


 もしかして、これらのエラーは円盤上の同じ場所で発生したのではないでしょうか。


 音楽データは無音状態なので比較できないですが、サブコードで経過時間が分かります。


  -F22 - 117 - |01|01 01 00 00 44 00 00 02 44|CA 06|

  -F104 - 89 - |01|01 01 00 00 44 00 00 02 44|CA 06|


 F22-117 と F104-89 の経過時間は 00:00/44 で同じです。そして 117 - 89 = 28 です。28 です。


 つまり、エラーは、

 

  ・経過時間 00:00/43 のセクタの 69 個目のフレーム = F22-88 = F104-60

  ・経過時間 00:00/46 のセクタの 27 個目のフレーム = F22-340 = F104-312


 という、円盤上の同じ場所で発生しています!


 *


 チャネルビットを確認しましょう。


 まず、F22-88 と F104-60 です。ピットとランドの長さ(3T〜11T)の数値のみを列挙しました。先頭の11T+11Tが同期信号です。


  - F22 - 88 -

   11,11,3,3,3,4,10,3,4, *5,*5, 3,4,10,3,4,6,4,3,4, 10, 3, 4, ...


  - F104 - 60 -

   11,11,3,3,3,4,10,3,4, 6,*5, 3,4,10,3,4,6,4,3,4, 10, 3, 4, ...


 F22-88 は「6T,4T」を「5T,5T」と間違えています(エピ28で見ましたね)。

 F104-60 は「4T」を「5T」と間違えています。そのため、このフレームは589Tになって1ビット長くなってます。


 それから、F22-340 と F104-312 です。


  - F22 - 340 -

   11,11,3,3,3,4,10,3,4, 6, 4, 3,4,10,3,4,6,4,3,4, *7,*7, 4, ...


  - F104 - 312 -

   11,11,3,3,3,4,10,3,4, 6, 4, 3,4,10,3,4,6,4,3,4, *7,*7, 4, ...


 どちらも「10T,3T」を「7T,7T」と間違えています。これも1ビット長くなっています。


 *


 1ビット長くなるのは、チャネルビットの判定を簡易に行っているからで、1Tの長さをPLLでロックすれば回避可能です。本物のCDプレーヤーではそういう回路があるようです。...、実装してみようかな。


 *


 光ピックアップの信号です。


 横軸は時間でマイクロ秒(μs)です。縦軸は電圧でミリボルト(mV)です。

挿絵(By みてみん)

 サブコードが 0x00 のフレームのみを表示しています。

 電圧 600mV のラインを通過する間隔が、先頭から 11T, 11T, 3T, 3T, 3T, 4T, 10T, ... となっているのを見て取れますね。

 エラーが発生したトレース(F22-88、F104-60、F22-340、F104-312)は、...ちと見辛いです。

 エラーが発生した部分を拡大します。

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

 エラーが発生した部分は、どちらも同じ感じで信号が外れていますね。偶然にエラーが発生したのではなくて、円盤上のピットあるいはランドが歪んでいると考えるのが自然でしょう。


 ピットとランドの境がズレていたり、ランドの途中で異物が付着して反射光が低下したり、...しているのかな。


 *


 これが暗黒時代のCDか(個人の妄想です)。


 輸入盤でも海賊版でも廉価版でもないよ。日本のレコード会社の1990年6月発売の定価1800円のCDだよ。


 ...。


 とは言っても液晶ディスプレイでドット抜けがゼロではなかった時代もありましたし。


 CD全体でエラーレートを測定しないで安易な批判は避けるべきです。...、けれどね。


 ***


 間違いの指摘とか疑問とか、ご意見・ご感想とかありましたら、どうぞ感想欄に!


 ***

2025.6.6 推敲。図を差し替えました。

2025.6.17 推敲。

2025.6.25 微推敲。


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