エピ2 曲の出だしはデータの先頭から約1秒後です。
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曲の出だしはデータの先頭から約1秒後です。
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1秒後からの1秒間をグラフにしました。優しい感じ? スナフキンが見える気がするけど。
どんな音なのかを調べるためにフーリエ変換してみましょう。
20 kHz を超えた付近から急に音が小さくなっています。これがCDに記録される音(の帯域)の上限なのです。
5 kHz 以下を拡大してみます。
振幅の大きな4本は、661 Hz と 493 Hz, 330 Hz, 165 Hz です。その他は 660 Hz 等の倍音みたいです。
音としては、順に、1オクターブ高い「ミ」と、普通?の「シ」と「ミ」、それから1オクターブ低い「ミ」です。
こんなに周波数が綺麗なのは「ピアノ」だからですね!
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時間軸を細かくして、見てましょう!
横軸は時間で 0.9 秒から 2.0 秒までです。縦軸は周波数で 1〜1000 Hz を表示しました。過去 0.3 秒分の波形をフーリエ変換したものです。窓関数は単純な矩形です。色は振幅で、強い方が明るい色(黄色)です。弱いと暗い色になります。
1.00 秒より少し前、0.98 秒付近で何か気配があります。今からヤるぞ!と気合を入れたのでしょうか。
そして、1.02 秒付近で 165 Hz と 330 Hz が、1.06 秒付近で 493 Hz が鳴ります。良く見ると、1.08 秒付近で微かに 392 Hz が出てますね。
1.57 秒付近で 493 Hz は再度キータッチされて、1.82 秒付近で 661 Hz が鳴り響きます。
これがこの曲の出だしです。
1.02〜1.06 秒に注目すると、165 Hz と 330 Hz に挟まれた模様が 1000 Hz まで繰り返し現れています。それが 1.06 秒の 493 Hz で出来た模様と重なって、微妙な模様となっています。
こんな綺麗な模様ができるのは、音が綺麗だからでしょうか。専門家のコメントが欲しいです。
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2秒目以降も図にして見ました。横軸の時間は 65 秒まで、縦軸の周波数は 3000 Hz まで増やしています。
1.02 秒から始まったピアノに、27 秒から口笛が合わさります。ピアノはキー毎の周波数が一定なのに対して、口笛は滑らかに変化していますね。
そして 59 秒から一気に騒がしくなります。色々と。
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2025.7.24 推敲。図の差替。