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小説は芸術です

作者: あ、まん。

タイトルで言いたいことは9割方、言えたので満足です(おい……)


 小説は芸術です。

 その一方で「流行」とは誰かが先に演じたものをいくつか取り入れて、オリジナルを加えてできた創作料理のようなものだと思っています。


 日本の寿司は、カリフォルニアロールという名のその国に好まれる味になるよう、ニーズに合わせて姿かたちを変えました。「食べるお皿」と呼ばれる座って食べる丸いピッツァはアメリカに渡って切り売り&食べ歩きスタイルに変容することによってその土地に馴染みました。


 小説も読者が、中年男性が多ければ、転生、ざまぁ、ハーレムが好まれ、女性であれば悪徳令嬢、王子様、婚約者などが好まれますが、食事に置き換えると、どのラーメン屋さんのどのラーメンが好みかを選ぶにあたり、そのなかで、より自分の嗜好にあったものを選び、そのお店に足繁く通うことと似ています。


 ですが、多くの人があまり好まないような食材と誰もみたことのないような調理方法で作った料理をお店に出して、行列ができるかというと、ほとんどの場合は閑古鳥が鳴くのではないでしょうか。


 小説も共通点が多いと感じます。

 テンプレというベースがあって、それをうまくアレンジした作品が、読者に好まれる傾向にあるようにみえます。


 ですが、流行というのは鮮度が命です。すぐに飽きがきますし、トレンドに常に敏感になっていないといけないですし……。似たようなタイトルのなかで書籍、コミック、アニメと舞台を変え、シェア争いをしていくなかでガリガリと削られ、有名タイトルの後を追ったとしても、爆発的な人気はやってこないと思います。


 ならニッチな尖りすぎてケガをしそうな作品を書けば当たるのかといえば、大勢のニーズにそぐわず、泣かず飛ばずで筆を折ってしまう作者も少なからず見てきました。


 日本中に名を轟かせる作品においての共通点は、インパクト、メッセージ性、心を動かすもの。このどれかが強烈に輝いているものがほとんどです。


 ですので、小説に限らず、あらゆる創作に共通するものは、自分の伝えたいものが、オリジナルと胸を張っていえるか、そこに自分の表現したいメッセージをうまく乗せて届けることができるのか、が大事だと考えます。


 他に私が必要だと考えるのは、筆力は常に磨くよう努力するのはもちろん執筆速度、物語全体を統括する構成力、推敲力、あとはWEB文壇のコミュニティでうまくコミュニケーションを図ること。あとは「ひと」としての質の向上。


 世の中には「ネタなのか?」と疑いたくなるようなリアルモンスターが、たくさんいます。失敗を経験することなく成功して、弱者の気持ちがわからない自信供給過剰による弊害で生み出された鈍感系モンスターと、失敗して挫折し、立ち直れないまま自分という個を守るために他者のあらゆるエネルギーを奪っていくドレイン系モンスターの2種類。私はどちらともかかわりたくないので近づかず、逃げるようにしております。


 執筆エネルギーを使うにあたって、モンスターが放つストレスはすごく精神エネルギーを消耗するので、相手をするのは割が合いません。小説のネタにはできるので遠くから観察するくらいがよいでしょう笑。


 あと創作するためには、時間を作る必要があります。

 ある風刺画で、キャリア競争をするべくスタートラインに立っている複数の男女のうち、男性陣にはなんの障害もなく、女性の前には洗濯もの、掃除、育児などが立ちはだかり、同じタイミングでスタートを切れたとしても、同じ時間を仕事に費やすことができないケアレス・マン的現代社会の構造を表していますが、これと似ていて時間は一人ひとり使える時間は異なり、生み出せる時間もまた差があります。私たちは創作できる時間があるだけ恵まれた環境にあると感じますし、より多くの時間を作り、創作に没頭できるかが大事だと考えます。

 

 小説は芸術です。

 自分の心の中に内包されているエネルギーをカタチに変えて表現するものだと私は考えます。


 ですので、最初はカタチにするのが下手くそでも諦めず、トライアル・アンド・エラーを続けるエネルギーさえあれば思い描いたカタチに変えていけると思っています。






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― 新着の感想 ―
[良い点] 大変、感銘を受けました! ひと文字たりとも修正の必要のない作品だと思います。 [一言] アマチュアである間は、ストレスのない執筆環境を実現する事も可能です。 それはきっと、執筆が自分の…
[一言] 確かにテンプレは読者のニーズをきちんと捉えているという点で優れていますよね。 多くの人々が求めているところを狙わずして世に受け入れられるのは難しいのかも……と感じました(そして自分があまりそ…
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