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詩集 『心描写集』  作者: SPECIAL BAY
3/5

第三部 「昼寝」

第三部 「昼寝」



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僕は突然、眠気が襲ってきたので

布団の上に横になった。


ずっと考えごとをしていた。

悩みは考えれば考えるほど出てくる。


頭の中で悩みが絡まって

いつの間にか気絶するように

眠っていた。


起きた時

あまりに変な体勢で寝てしまったため

体が痛くなって力が入らなかった。

起きられない!


ということで

引き続き、僕の詩を

お楽しみください!!

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☆目次


21.美化

22.明日の準備

23.時計

24.空の心

25.冷凍感情

26.目薬

27.空き缶

28.塗り絵

29.リズム

30.別れ





21.「美化」


-----

こんなにきつい学校生活も

いつか美化されて

青春だと思う日が来るのでしょう

-----



☆一言解説

高校生の時に書いた言葉です。




22.「明日の準備」


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明日の準備をする

学生時代の夢を見た


もうその授業は

遠い昔に終えている

その宿題もいらない


全部、準備して終えたんだ


そう大丈夫!


大丈夫なはずなのに

なぜ、準備したもの

忘れてしまったの?

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☆一言解説

急に明日の準備をする夢を見て

朝起きた時、焦る時がありました!




23.「目覚まし時計」


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人生の目覚まし時計

明日こそはとアラームをかける


鳴り響くアラーム

止める人はいない


ひたすら鳴り響く


いずれ アラームは消え

時計の電池は切れ

止まってしまう


しかし

今アラームは鳴り響く

起きなくていいの?

-----



☆一言解説

起きているのに寝ているのと

同じような日々を過ごしていたら

人生を無駄にしているのかな?




24.「空の心」


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寂しい部屋の中

寂しい街灯の下

歩いていた


中身の入っていない冷蔵庫

売り切れの文字の自販機


心の中は冷えただけで

何もなかった

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☆一言解説

突然、孤独の寂しさを感じることもある。




25.「冷凍感情」


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その心はまるで

陳列棚に残された

売れ残りの冷凍食品


人気もなく 鮮度もなく

冷たく凍ったままで

あとは捨てられるだけ


最後にもう一度

熱いくらいの熱量を持って

夢見た姿になりたい

-----



☆一言解説

「冷凍感情」っていう造語。

僕の中で少しお気に入りです!




26.「目薬」


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死んだ瞳で見た世界は

殺伐としていた


希望の目薬さえ

目に沁みるだけだった


光が宿った瞳でみた世界は

眩しく輝いていた


不意に流した涙さえ

美しく煌めいていた

-----



☆一言解説

本当にきついのは

涙すら出ないくらい渇ききった時。




27.「空き缶」


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自信は

まるで空き缶を積み上げて

できたお城


一番下を取り除いて

全て崩れる


そんな空き缶の騒がしい音で

生まれる音楽があった

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☆一言解説

飲み干してしまった希望

空き缶だけが残って。




28.「塗り絵」


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あえて普通じゃない色で

塗ってみる


知識もないから

バランスの悪い異常な絵が

出来上がる


それでも普通の色じゃ

伝わらないからと

様々な色で描いてみる


そんな風に

自分の色を探していたんだ

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☆一言解説

あまり絵は得意じゃないのですが

時々描きたくなるんですよね。

自分の中にある世界を描きたくなって。




29.「リズム」


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BPM116で一蹴した世界も

心のリズム 乱れて

波間に落ちていく


あなたはそんなに急いで

どんなリズムで生きているのだろう?


大縄跳びが始まる

僕は入ることができるのかな?

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☆一言解説

BPM116の音楽を聴くと

作業効率があがるらしいです!




30.「別れ」


-----

この別れは

僕の勝手なのかもしれない

許してほしい


ありがとうも

ごめんねも

言えずに


もう会えなくなること

想い出になっていくこと


忘れないように

心にそっと

-----



☆一言解説

これまでの人生で

謝りたい人がいます。

あの時、言えなかった言葉。




読んでくださってありがとうございます!

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