第三部 「昼寝」
第三部 「昼寝」
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僕は突然、眠気が襲ってきたので
布団の上に横になった。
ずっと考えごとをしていた。
悩みは考えれば考えるほど出てくる。
頭の中で悩みが絡まって
いつの間にか気絶するように
眠っていた。
起きた時
あまりに変な体勢で寝てしまったため
体が痛くなって力が入らなかった。
起きられない!
ということで
引き続き、僕の詩を
お楽しみください!!
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☆目次
21.美化
22.明日の準備
23.時計
24.空の心
25.冷凍感情
26.目薬
27.空き缶
28.塗り絵
29.リズム
30.別れ
21.「美化」
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こんなにきつい学校生活も
いつか美化されて
青春だと思う日が来るのでしょう
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☆一言解説
高校生の時に書いた言葉です。
22.「明日の準備」
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明日の準備をする
学生時代の夢を見た
もうその授業は
遠い昔に終えている
その宿題もいらない
全部、準備して終えたんだ
そう大丈夫!
大丈夫なはずなのに
なぜ、準備したもの
忘れてしまったの?
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☆一言解説
急に明日の準備をする夢を見て
朝起きた時、焦る時がありました!
23.「目覚まし時計」
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人生の目覚まし時計
明日こそはとアラームをかける
鳴り響くアラーム
止める人はいない
ひたすら鳴り響く
いずれ アラームは消え
時計の電池は切れ
止まってしまう
しかし
今アラームは鳴り響く
起きなくていいの?
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☆一言解説
起きているのに寝ているのと
同じような日々を過ごしていたら
人生を無駄にしているのかな?
24.「空の心」
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寂しい部屋の中
寂しい街灯の下
歩いていた
中身の入っていない冷蔵庫
売り切れの文字の自販機
心の中は冷えただけで
何もなかった
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☆一言解説
突然、孤独の寂しさを感じることもある。
25.「冷凍感情」
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その心はまるで
陳列棚に残された
売れ残りの冷凍食品
人気もなく 鮮度もなく
冷たく凍ったままで
あとは捨てられるだけ
最後にもう一度
熱いくらいの熱量を持って
夢見た姿になりたい
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☆一言解説
「冷凍感情」っていう造語。
僕の中で少しお気に入りです!
26.「目薬」
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死んだ瞳で見た世界は
殺伐としていた
希望の目薬さえ
目に沁みるだけだった
光が宿った瞳でみた世界は
眩しく輝いていた
不意に流した涙さえ
美しく煌めいていた
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☆一言解説
本当にきついのは
涙すら出ないくらい渇ききった時。
27.「空き缶」
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自信は
まるで空き缶を積み上げて
できたお城
一番下を取り除いて
全て崩れる
そんな空き缶の騒がしい音で
生まれる音楽があった
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☆一言解説
飲み干してしまった希望
空き缶だけが残って。
28.「塗り絵」
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あえて普通じゃない色で
塗ってみる
知識もないから
バランスの悪い異常な絵が
出来上がる
それでも普通の色じゃ
伝わらないからと
様々な色で描いてみる
そんな風に
自分の色を探していたんだ
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☆一言解説
あまり絵は得意じゃないのですが
時々描きたくなるんですよね。
自分の中にある世界を描きたくなって。
29.「リズム」
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BPM116で一蹴した世界も
心のリズム 乱れて
波間に落ちていく
あなたはそんなに急いで
どんなリズムで生きているのだろう?
大縄跳びが始まる
僕は入ることができるのかな?
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☆一言解説
BPM116の音楽を聴くと
作業効率があがるらしいです!
30.「別れ」
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この別れは
僕の勝手なのかもしれない
許してほしい
ありがとうも
ごめんねも
言えずに
もう会えなくなること
想い出になっていくこと
忘れないように
心にそっと
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☆一言解説
これまでの人生で
謝りたい人がいます。
あの時、言えなかった言葉。
読んでくださってありがとうございます!