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魔法司書さん的童話考察  作者: セルバ
2/11

選ばれちゃったのは“地球”だった。



突然役目を引き継がされて、もう何百年も経つ。


不思議なことにここにいると“幼いケイラ”のまま、老けないんだ。


ここにいる何百年を全て読書に費やしてきた。

けど

いくらこの世の全知を知っても、何故この場所が存在するのか解らない。


私は、どうして、ここにいるんだろう。



見つからない答えを探して、私は読み続けた。

そんな毎日を繰り返していると、私の役目の終わりが近づいてきた。


本の読破が近いのだ。


もうじき消えるのだ。


この世の理も知らずに。




ーまだ私は消えたくないの。




切羽詰まった私は本を読み返すことを決めた。

それも、“童話”から。


昔話とか、そういう類でも構わない。



とにかく、本を読み始めた頃の私に還りたかったんだ。


本の面白さを教えてくれたのは童話だったから。





でも、ただ読むだけじゃつまらないね。


この図書館がある世界とはまた異次元の、“地球”という星が存在する次元がある。


そこに住む人々に、童話の登場人物の運命を与えてみよう。


素敵な結末もあるし、後悔するようなラストもあるかもしれない。



でも、新しい童話が読みたいの。



うん、ちょうどいい。

日本の人々に協力してもらおう。




私は千里眼を使った。

日本には、一億人以上の人がいる。人財が豊富ね。


主役は選べるが、どの童話になるかは解らないようにした。その方が面白いじゃない。



最初だから、無作為に選ぶ。





「…最初の主役はあなたよ、灰野レイさん」




私が呟いた瞬間、意識は“地球”へ跳んだ。

いよいよ次回からリメイクスタートです!

今まではケイラ視点でしたが、次回から完全に視点が変わります。


ファンタジーなようで、現実的な作品にしたいです。

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