表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この世にラノベが在る限り  作者: ラノベの女神
12/15

敗北エンドは回避された

ボロボロになったシオン達・・・そこへ駆けつけた人物とは?

                 第十二話


                「ハッピーエンド?」


  

 全員戦闘不能、このまま負けると思われた、そこへ、突如現れた人物・・・


 旅人「魔王、僕が相手だ!」


 魔王「ぐ・・・ぐぐぐ、誰だ貴様は、邪魔をするな」


 旅人「僕は勇者だ、お前を倒しに来た」


 彼は言った、勇者だと。こちらは戦闘不能で戦意喪失、助かるのならば何でも良い

 そう願っていた、だが魔王は違った、勇者が二人いるのだから、無理もない

 

 魔王「なぜ・・・新たな勇者が・・・この世界は・・・壊れているのか・・・?」


 勇者「それは違う!そこにいるのは勇者ではない!僕が真の勇者だ!」


 どうやら、あちらが本物でこちらは偽物、そういう風になってるようだ

 なぜそうなったのか・・・今の俺にはわからない


 魔王「ならば・・・真の勇者を倒さねば・・・この世界はぁ・・・」


 そう言うと、魔王は勇者へと攻撃を開始した・・・

 そこへ・・・聖騎士風な男が駆けつける


 聖騎士「一人で先走っておいていかないで下さいよ、勇者様!」

 

 魔王の攻撃を防ぎながらその男は言った、どうやら勇者の仲間のようだ

 後ろに神官風な女性に魔法使い風な老人も来ている


 勇者「いやーごめんね、誰か戦ってたみたいでやばそうだったから、つい」


 実際先走ってくれなければ全滅していただろう、こちらとしては大助かりだ

 

 勇者「それじゃ、魔王を倒しちゃおう、皆行くよ!」

 

 聖騎士「わかりました」


 神官「はい、回復はおまかせください」


 魔法使い「わしにかかれば、魔王なぞイチコロよ」


 頼もしいメンバーである、しかしあの暴走した魔王が簡単に倒せるとは・・・

 とてもじゃないが思えない、このメンバーもやられてしまうのではないかと思い

 ハルカへ治療するように頼んでおいた


 魔王「馬鹿め、今の我には・・・敵はいない」


 徐々に力になれつつある、魔王、さすがとしか言いようがない

 溢れ出る力の暴走を抑え自分の物としようとしている

 

 勇者「僕たちをなめないほうが良いよ!」


 聖騎士を前面に、神官の補助、魔法使いの魔法攻撃、隙を突く素早い連携の勇者

 強力な魔王をいともたやすく追い込んでいく

 これが真の勇者の力のようだ、自分達とはまさに別次元のパーティーだった


 魔王「なぜ・・・これほどの力の差が・・・」


 勇者「これで止めだ」


 強力な一撃をあびた魔王はもろくも崩れ去る、手も足も出ないまさに圧勝だ

 一つ疑問だったのである程度回復したので聞いてみた


 シオン「勇者さん、貴方はだれに導かれてここへ?」


 勇者「導かれた?僕はこの世界の住民だよ」


 元々この世界で勇者が現れて世界を救う、そう決まっていたかのような展開だ

 これはいったいどういう事なのか、めがみんに聞いてみるとしよう

 

 シオン「めがみん、いったいどうなってるんだ?勇者は俺ではなかったのか?」


 めがみん「いやー最初はその予定だったんだけど・・・ちょっと色々あってね」


 色々ってなんだ・・・冒険が全て無駄になったって事か?

 最初からいなくてもよかったって事?謎は深まるばかりだ

 

 勇者「じゃあ、僕達、魔王討伐の事、王様に知らせないとだから帰りますね」


 そう言って勇者達は去っていった


魔王「・・・シオンよ、お前もこの世界の被害者のようだな」


 魔王はまだ生きていた、どうする?止めを刺すか?

 今なら俺達だけでもなんとかなるはず


 魔王「もう私は放っておいてもいずれ死ぬ、最後に頼みを聞いてくれないか?」


 魔王の頼み?今の状態では・・・闇落ちはしたくないが・・・

 話だけとりあえず聞いてみよう


 シオン「内容を聞いてから決める」 


 魔王「まぁ、安心しろ、別に魔王になれなんてことは言わないさ

    実はな、娘を頼みたいのだ、名はキセツという」


 魔王の娘を託された・・・どうする?平和な世界にこれからなる

 そしたら居場所がなさそうだから、引き受けるべきか?


 魔王「あの子には魔王になったり、復讐に走ったりしないでもらいたいので

    頼めるのはお前だけだ、シオン」


 シオン「・・・わかったよ、引き受けた」


 魔王「そうか、助かる・・・グフッ」


 安心したかのように魔王は息絶えた


 それから魔王城を探索して、キセツを見つけた・・・

もうちょいだけ続きます、この世界の設定などなどのお話

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ