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よん






「はやくしろよー」


「んー、わかってるよ」




やっぱ寒いし温かい飲み物がいいよね。

うん、そうしよう。




「ごめんごめん。もう決まったから」




お金を入れてココアのボタンを押す。




「はー...あったかぁ...」




冷えてた指先がヒリヒリするよ....




「ふはっ....顔マヌケだぞ?」


「はぁ!?もとからですー...っ!?」





リュウと言いあいながら廊下を歩いていると

ぐっと腕をつかまれた。





「....千晴」


「っ、」




棗........




「話がある」




どうしていまさらあたしと話そうなんて。

やっぱり都合のいい女がほしいから?




「....お前「リュウ。先行ってて」


「でも、「ちょっと話すだけだって!!」




心配そうな顔をするリュウのせなかを

押して前に進ませる。




「じゃ、すぐもどるから」




リュウが歩きだしたのを確認して

棗に向き合う。




「話ってなに?」


「なんで、別れるなんて...」


「.....別に。飽きたの」




もうすぐ授業が始まるからこんな

目立たないとこに人は誰もいない。




「俺は...っ、「もう、おわった事だから」




あたしはもう傷つきたくないーー....


踵をかえして歩く。




「俺は認めてない」




その前に棗に腕をつかまれた。




「なに...っ、ん...っ...ふ、ゃ...」




壁に押さえつけられて、

無理矢理キスされる。




「ふっ....は、ぁ」




無理矢理でも、棗にキスされて嬉しいと

思ってしまう自分がいる.....





「好きだ...千晴だけみるから、」


「嘘つき...っ...あの時だってそう言って、

結局あたしなんて全然見てくれなかった!!」




どうして棗が辛そうなの。




「あの場所でって約束したのに、

それでさえ来てくれなかった...っ」


「千晴.....」




あの日だけでもいいから、あの日だけは

あたしを見てほしかった....





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