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さーん




「香苗おはよー」


「おはよう。もう熱はないのね」


「うん。4日も休んだからさすがにね」



体調は回復し、棗と別れて初めての登校。



「千晴、今日数学のテストあるわよ」


「はぁー!?絶対ムリ!!」


「ふふっ追試頑張りなさい」



いつも通りにできてる。

これでいい、これで忘れる。



「最悪ー....」



数学のセンセー嫌いなんだけど...



「俺が教えてやろうか?」


「え、リュウいいの?!」


「あぁ、どうせ追試だろうけど」


「はぁ!?なにそれ!!」



じゃぁ勉強する意味ないじゃん!!



「教えてもらったら?

篠原くん頭良いらしいわよ」


「.....じゃあ、よろしく」


「おう、どこから?」


「んーと....このへん」



最後の希望!!



ーーーーーーーーー.....



「おいおい機嫌ワリぃな」


「.....」


「龍哉と仲良さそうだもんなぁ」


「......うっせ」


「さっさと取り戻さないと龍哉に

取られちまうかんな」



ーーーーーーーーーー....



「うわぁー....終わった」



リュウに教えてもらったとこはできた

けど...それ以外、死んだ。



「どうだった?」


「追試けってー」


「ふはっ!!まぁ頑張れよ」



ぽん、と頭を撫でられる。

リュウを好きだったならどれ程楽だった

んだろう?って思う時があるけど、

それはリュウの気持ちに失礼だよね。



「俺も協力してやるから」



その優しさが苦しい。



「...ありがと」


「千晴のためだからな」


「....そういう事はっきり言うな、バカ」



告白を聞いてから遠慮が全く無くなった。



「あんたらあたしの存在忘れてる?」



おっと香苗様がご立腹。



「邪魔すんなよ水城」


「ここは教室なのよ。甘い空気撒き散らし

てんじゃないわよ」



あ、甘い空気......?



「うるせ。自販機行ってくるわ」


「あたしも行くー。香苗なんかいる?」


「いい」



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