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バスツアー会社の異世界破綻記  作者:
テーマパークを作ろう!編
84/106

異世界バスツアー84「がんばって働きましょう!」

✩*: . ✩これまでのあらすじ✩. :*✩

 よくわからない状況で生まれたよくわからない金の城は潰れて塊になった。

 新経営陣が金の塊をどうするか考えていると、魔王がやってきて協力を提案してきたので、渡りに船と受け入れた。

 魔王の協力で、ゴーレムマスターを複数雇用して金塊をどけることに成功。

 続く基礎工事にもゴーレムを利用して土砂を運び出していたら、骸骨とか幽霊がいっぱい出てきた。

 魔王の差配で死霊術士も何人か雇用して対処するが、幽霊は長年の怨念からその場で動かず呪いをふりまいている。

 解決には呪いを解消させること、と言われたので地元の古老が恨みを一身に受けてしまうのであった。


✩*: . ✩これからのあらすじ✩. :*✩

 どこか満足気な顔で地面に横たわる古老を残して、幽霊たちはひとつ、またひとつと引くように消えていった。

 英雄となった古老を複雑な表情で眺めていた魔王は、気を取り直してテーマパーク「魔王城シーランド」建設にとりかかるのであった。



✩。:•.¸.;".✩• 本編 •✩.";.¸.•˚。✩

 邪魔する障害のなくなった魔王城跡地では、ゴーレムとスケルトンたちが土砂を運び出している。

 その様子を見ていた魔王は感心したような声を出す。


「うーむ、これだけの数のゴーレムとスケルトンがいると作業が早いな」


 魔王の視線の先、跡地の一部では岩盤が露出し始めている。


「これだけの数のゴーレムマスターと死霊術士を一度に集めるのは初めてかな。そもそも地方の領主の配下だったりして外にはあんまり出ないしな」


 まったく変わらない動きのゴーレムたちは、次々と仕事を片付けていく。


「金を出して一時的に借り受ける、か。面白い考え方だな」


 スケルトンたちはゴーレムが大雑把な仕事をしたあとの細かい作業を続けている。


「それにしても、休まなくてもいいのはすごいな。これ革命なのでは」


 魔王はひとり感心している。

 ゴーレムとスケルトンたちは、変わらない動作を幾度も繰り返した。

 朝日に照らされながら土を掘り、中天の太陽に温められつつ土を運び、黄昏に染まる空の下で土を盛り、月と星に見守られながら元の場所へ帰る。

 というのを繰り返していたら、ゴーレムマスターと死霊術士が過労で倒れた。


「……ゴーレムとスケルトンには休みいらないけど、それを操作する奴には休みがいる、か。そりゃそうだ、反省」


 ペロッとかわいく舌を出した魔王は、ご両親にめっちゃ怒られた。


 一方その頃、金塊を大八車に乗せて引っ張っているところを職務質問された旧経営陣は


「魔界から持ってきた。合法」

「金のお城を少しちぎっただけ。合法」

「魔王から了承は得ている。合法」


 などと返答。

 警察署に招待されて、取り調べとか薬物検査とかで歓待されるのであった。

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