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バスツアー会社の異世界破綻記  作者:
テーマパークを作ろう!編
79/106

異世界バスツアー79「テーマパークを作ろう!」

✩*: . ✩これまでのあらすじ✩. :*✩

 会社のピンチを救うヒーローになるはずだった異世界人材派遣はいろいろ面倒くさいことが発覚してなかったことになった。

 CMの後もまだまだピンチの会社。

 緊急幹部会議が招集されたので、いかれたメンバーを紹介するぜ。


 新経営陣 (ちょっとアレ)

 旧経営陣 (もっとアレ。脱獄囚)

 魔王のご両親(部外者)

 エルダードラゴン(本人の承諾なしで役員就任。現在も本人は知らない)


 豪華メンバーは会議開始10分で寝落ち。

 急速眼球運動中の新経営陣は夢の中で、「クラウドファンディング……」という名状しがたい声を聞いて目覚める。(ダブルミーニング)

 さっそく魔王城観光地化プロジェクトのクラウドファンディングをスタート。

 魔界の方々には意外に好意的に受け止められ、700万リームもの大金が集まってしまう。

 希望に燃える新経営陣だったが、リームと円の交換ができなくて会社は終了してしまうのであった。


✩*: . ✩これからのあらすじ✩. :*✩

 裸一貫から再出発することになったいつもの人たち。

 とりあえず集まってしまった700万リームの気持ちとお金に報いるため、魔界で会社を設立して魔王城観光地化プロジェクトをスタートさせることになった。

 新経営陣が真剣な顔で習字紙に会社名を揮毫した。


 命名「デ〇ズニー魔王城ランド」


 あの旧経営陣が、それはやめとけ、とマジ顔で言っている。

 将来的に日本からの観光客を見込んでいるので、通報される要素は排除すべきだろう。そう考えた新経営陣は慎重に吟味の上、新しい会社名を揮毫した。


 命名「デ〇ズニー魔王城シー」


 あの旧経営陣が、そういうことではなくて、と真面目な顔で説明している。

 たぶん納得した新経営陣は、熟慮に熟慮を重ねて三度目の正直を揮毫した。


 命名「魔王城シーランド」


 旧経営陣は、まあ、べつに、これは、問題、ないかな? とどこか引っかかっている物言いをした。

 とりあえず、魔王城の以前の所有者である魔王にも意見を聞いてみる。


「……いいんじゃない? お前らの好きに生きれば」


 魔王の了解を得たので、さっそく魔界の住人を雇用してテーマパーク建設に着手した。

 まず魔王城周辺の土地を買い取ろうと、地元の古老に話を聞くのであった。



✩。:•.¸.;".✩• 本編 •✩.";.¸.•˚。✩

 地元の古老は細かく震えながら緩慢な動作で質問に対し答えている。


「土地の所有権? ワシは良く知らんがのう」


 新経営陣たちは古老の言葉に肩を落とした。

 その様子を見ていた古老が、しばらく震えいていたあと何かを思い出したように話し出す。


「そうそう、古くから伝わる契約書ならあるぞい。それでのう」


 そう言って古老は祭壇のようなところから古びた巻物を持ってきた。

 期待に沸き立つ新経営陣たち。

 さっそく現地で採用した契約関係に強いエリート魔界人に契約書の確認をお願いした。


「なんか呪われているらしくてのう。見たものはみんな狂って」


 エリート魔界人は何か叫んだあと、着ている服を脱いで自由な姿で思いのままに振り回しながら天下の往来を往復するのであった。


「服とか脱ぐんじゃが、大体すぐに正気に戻って」


 エリート魔界人は何か叫んだあと道の中央でしゃがみこんでしまうのであった。

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