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バスツアー会社の異世界破綻記  作者:
異世界にバスで旅行しよう!編
30/106

異世界バスツアー30「自動人形その3」

✩*: . ✩これまでのあらすじ✩. :*✩

 旧経営陣がもしもに備えて残しておいた奥の手……自動人形。

 新経営陣、旧経営陣、魔王(部外者兼被害者)が全て動けなくなり新会社に危機がせまった時、起動するように設定されていた。

 その危機が訪れた時、最初の自動人形であるオートマリー1号は速やかに社長に就任。その不気味さに社員が全部逃げたせいで想定外のバス運転に果敢にチャレンジ、無免許で事故を起こした。

 さらなる危機に陥った新会社。

 しかし旧経営陣は、さらなるもしもに備えていた。

 オートマリー1号が行動不能になるとしたら、それはおそらく宇宙からの侵略者だろう……そう考えていた旧経営者は、それに対抗するための自動人形を開発しておいたのだ。

 身長57メートル、体重550トンの鉄の塊。巨大ロボ、オートマリー2号である。

 宇宙から特に侵略されてない平和な世界に降り立ったオートマリー2号は、前社長であるオートマリー1号の発案で、巨大ロボがバスを掴んで観光旅行という企画を実行することになる。

 乗ってる人間の恐怖とか、人体の耐Gとかを無視した企画は最終的に、バスの天井をもぎ取ったオートマリー2号が自衛隊のエスコートを受けながら太平洋の波間に消えていくという結末に終わった。


✩*: . ✩これからのあらすじ✩. :*✩

 オートマリーの1号と2号が無力化されて、新会社はいつものように危機に陥った。

 だがしかし! 旧経営陣はこの状況すら読み切っていた。

 オートマリー1号2号が無力化される時、それは人類存続の危機であろうと予測していた旧経営陣は、その持てる力のすべてを結集させてその状況に対応できる自動人形を開発しておいたのだ。

 最終決着兵器、終末型自動人形オートマリー3号。

 あらゆる環境での動作が可能であり、人類存続のためならば非情な決断もいとわない冷酷な判断力、そしてそれを実行する果断な行動力。

 緊急信号を受けて、普段は氷に覆われた雪山の中で眠っているオートマリー3号がついに目覚めた。

 雪山からふもとを目指して歩きつつ、現在の状況を分析して最良の選択を探る。

 最優先目標は人類存続。

 すべてはそのために。



✩。:•.¸.;".*✩• 本編 •✩*.";.¸.•˚。✩

 オートマリー3号は、会社解散の手続きをした後雪山に戻って二度寝した。


「私、元社長で元バスガイドで元運転手。後ろ盾が無くなっちゃったの」

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