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バスツアー会社の異世界破綻記  作者:
異世界にバスで旅行しよう!編
28/106

異世界バスツアー28「自動人形」

✩*: . ✩これまでのあらすじ✩. :*✩

 魔王の言葉に従い、魔界へ伝説の武器を探しにいく新経営陣。

 しかしそれは魔王の巧妙な罠だった。


「いつもの力が出せれば……こんな武器なんかに……!」

「あー、だーだー(よかったじゃないか、武器のせいにできて)」

「んんんんんっ!」

「ぶーぶー、だあー(おい、バスを用意しろ。皆で撥ねられるところを見てやる)」

(耐えなきゃ……! 今は耐えるしかない……!)

「ああー、きゃっきゃ(新経営陣様の生事故を拝見してもよろしいでしょうか?)」

「こんな事故で……くやしい……! でも……痙攣しちゃう!」ビクッビクッ。


「きゃっきゃっ、あーあー、だーだー、んんんんー、おげえええ(ここで高級料亭の離乳食を食べるとおいしさがひとしお……なんかいまいちだな。は? お前らが作った? 俺たちが高級料亭? バッ、バカじゃねーのなんか気持ち悪くなっ……おげえええ!)」ビクッビクッ。


✩*: . ✩これからのあらすじ✩. :*✩

 新経営陣はバスにはねられて入院。

 魔王は食中毒で入院。

 旧経営陣は赤ちゃんを入院させたのと脱獄がバレて入監。

 三者三様に行動不能状態。いつものように新会社が宙に浮いてしまう。

 そこへやってきて社長に就任したのは、こんなこともあろうかと旧経営陣が用意していた自動人形だった。

 旧経営陣とメリーさんの思考を学習し、なにかと後ろに回りたがることと、髪が勝手に伸びる以外は普通の自動人形。

 捨てても戻ってくる自動人形。

 そんな感じだったので社員は全部逃げた。

 最後に残った自動人形のワンオペが始まる。



✩。:•.¸.;".✩• 本編 •✩.";.¸.•˚。✩

「私、ツアー会社の社長さん。今あなたたちの後ろにいるの」


 無表情の自動人形が、満席の乗客のバスの後部座席に出現して、どんよりとした喋り方でマイクに話しかけている。

 驚いて固まる乗客たちを一瞥することなく、ゆっくりぬめるように歩いて運転席に座る自動人形。

 バスのエンジンが始動して力強い振動が座席に伝わると同時にがったんとエンスト。


「私、ツアー会社の社長さん。今あなたたちが後ろにいるの」


 2回目の出発はなんとか前に進んだ。

 常連の乗客が「なんか悪い予感がするのう」と呟いている。


「私、ツアー会社のバス運転手さん。今信号待ちの車の後ろにいるの」


 そのままゆっくり進んで追突して玉突き事故。

 すぐに警察がやってきて自動人形は逮捕された。

 その後の捜査で無免許であることが判明。

 戸籍がないことも判明。

 人間じゃない事も判明して警察大パニック。

 最終的に旧経営陣の所有物ということが判明したので、その分刑期を追加することで解決となった。

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