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バスツアー会社の異世界破綻記  作者:
異世界にバスで旅行しよう!編
24/106

異世界バスツアー24「鬼ヶ島」

*.".*;^:これまでのあらすじ:^;*.".*

 にっくきコンサルタントを追いかけて旅に出た新経営陣。

 途中でイヌ、サル、キジを採用して新会社を設立した。

 その後、コンサルタントが潜む島を目指して浜辺へやって来たら亀がいじめられているのを発見。

 助けた亀を現地採用したら海底神殿に招待されたので、亀に乗って海に潜ったら息が続かなくて途中で断念。

 新経営陣はブレスハラスメントで亀を懲戒解雇するのであった。


*.".*;^:これからのあらだき:^;*.".*

 監督官庁に、動物を従業員として採用していることに苦言を呈された新経営陣。

 反省した新経営陣は、遠目で見たら人間に見えそう、という理由で新たにもう一匹猿を採用した。

 初日、意気揚々と出社した猿は会社の入り口で落ちてきた臼の下敷きになって大けが。

 猿を乗せた救急車が牛のふんを踏んでドリフト、回転しながら橋から落ちて重症。

 どうにか入院した病室で、尿瓶を使おうとしたらそこにいた蜂に刺されて悶絶。

 その日の夕食に出た栗きんとんに当たって食中毒。

 次の日、動物警察に殺蟹容疑で逮捕されたので懲戒解雇されるのであった。



:*.;".*・;^;・:本編:・;^;・*.";.*:

「本日は当社のバスツアーにご参加いただき誠にありがとうございます」


 笑顔のバスガイドが、ほぼ満席の乗客に向けてマイクで喋っている。

 乗客たちは楽しそうにおしゃべりしたり、窓の外を流れる風景を楽しんだりしていた。


「これより当バスは鬼ヶ島に向かいます」


 乗客たちから「おおー」という声が上がる。

 最前列の乗客が「どんな鬼がいるのですか」と質問した。

 笑顔のバスガイドがマイクにむけて話す。


「はい、元コンサルタントの鬼です」


 乗客たちの顔に「?」がいくつも浮かんだ。

 その様子を気にするでもなくバスガイドは持っている書類を見ながらしゃべっている。


「メインイベントは、頂上決戦、“積みあがる鍋と壺”新経営陣 vs “金を持ったまま行方不明”コンサルタントの60分1本勝負となります」


 乗客たちの顔に「?」がいくつも浮かんでいる。

 常連の乗客が「なんか悪い予感がするのう」と呟いた。


「前座といたしまして、お客様の中から抽選で2名の方にコンビを組んでいただき、相手の鬼コンビとタッグマッチによる試合をしていただきます」


 乗客たちが沈むように静かになった。

 常連の乗客が、携帯電話を取り出しながら「客をなんだと思っとるんじゃ」と呟いている。


「コンビ名はカスタマーハラスメンツとなっております」


 カスハラ上等の乗客たちによる猛抗議でツアーは中止になった。


 ツアーは中止になったが、メインイベントはそのまま開催。

 乱入OKルールだったので、多勢に無勢の新経営陣はKO負けを喫した。

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