表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バスツアー会社の異世界破綻記  作者:
異世界にバスで旅行しよう!編
17/106

異世界バスツアー17「料理勝負世界」

♡* . ♡これまでのあらすじ♡. *♡

 バスにぶっ飛ばされた魔王が転生、復讐のために新会社を乗っ取った。

 同じくぶっ飛ばされて転生してきた側近たちと共に、バスを始末するための計画を実行する。

 計画は報連相が不十分なため失敗。おかんむりで頬を膨らませる魔王。

 それはともかく、生まれたての赤ちゃんを社長にしていた新会社は、児童福祉法に違反してるとか税務署が介入してきたりとかいろいろあって倒産した。


♡* . ♡これからのあらすじ♡. *♡

 鑑定留置されていた新経営陣。

 バスに残されていた肉片を調べてみたら人間のものではないという結果が出てしまい、それ以上の追及はなくなりうやむやのまま不起訴になった。

 久しぶりに新会社に帰ろうとしたら無くなっててびっくりする新経営陣。

 しかし、倒産なんかに絶対負けない! マインドの新経営陣は懲りることなく新会社を設立。

 そこへ、何度も脱獄したせいで刑期3000倍になった旧経営陣が脱獄してやってきた。

 ここに新旧経営陣が衝突する。

 次回「経営陣死す」デュエルスタンバイ!



♡*: .。. ♡•本編•♡.。. :*♡

「本日は当社のバスツアーにご参加いただき誠にありがとうございます」


 笑顔のバスガイドが、満席の乗客に向けてマイクで喋っている。

 乗客たちは楽しそうにおしゃべりしたり、窓の外を流れる風景を楽しんだりしていた。


「これより当バスは料理勝負世界に参ります」


 最前列の落ち着いた雰囲気の乗客が「どんな世界なんですか?」と尋ねた。


「料理勝負世界は、料理での勝負が全ての世界です」


 乗客たちの顔に「?」がいくつも浮かんでいる。

 バスガイドは微笑みながらマイクに向かった。


「裁判は料理勝負、値切りする時も料理勝負、話し合いはこじれなくても料理勝負の世界です」


 乗客たちは「お、おう……」という感じで若干引いている。

 バスガイドは最前列の乗客に笑顔で話しかけた。


「お客様は得意料理はございますか」

「えっ、まあ、肉じゃがが得意です」

「肉じゃがはいいですね! 攻撃力が高いです」

「えっ?」


 最前列の乗客は何か言いたそうな曖昧な笑顔を浮かべている。

 常連の乗客が「なんか悪い予感がするのう」と呟いた。


「それでは皆様、いよいよ料理勝負世界です! 生き残りましょう!」


 おいどういうことだと騒ぐ乗客をよそにバスはトンネルに入っていく。

 帰れ引き返せと騒ぐ乗客を無視してバスはトンネルを抜けた。


「料理勝負世界に到着しました! ファイッ!」


 バスガイドの言葉に乗客たちが窓の外を見ると、みすぼらしい男性が豪華な服を着た女性にペペロンチーノで叩かれている風景が見えた。

 バスの窓に麻婆豆腐が命中してひびが入る。

 空を飛ぶ飛行機からでかいハンバーグが落ちてきて地面をえぐった。


「さあそちらのお客様、連中に肉じゃがをくらわせてやってください!」


 最前列の乗客は全力で拒否。

 他の乗客は全力で帰宅を主張してツアーは中止になった。


 一方その頃、新旧経営陣は魔王(新生児)を審査員にして料理勝負を行っていた。

 旧経営陣はトーストしたバゲットにシュールストレミングをのせてあまりの臭さに自爆。

 新経営陣はお粥に臭豆腐をのせてあまりの臭さに自爆。

 魔王はあまりの臭さに泣き出した。

 児童虐待ということで経営陣は双方取っ捕まって会社は潰れた。


「倒産には勝てなかったよ……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ