うろ覚えでやってしまえ! あさぎり夕さん
好きな漫画家 漫画 あさぎり夕
久しぶりに読みたくなったあさぎり夕さんの漫画。
調べたら2018年にお亡くなりになられていたようで、ビックリでした。悲しい。ご冥福をお祈りさせていただきます。
ここでですが。
私が読み返したくなったのはBL作品ではなくてーーーですね。リリカルな初期の少女漫画のほうなんです。正直、BLは合わなかったのです。一度だけ久しぶりに名前を見かけて懐かしさにチャレンジ! と手に取ったのはタイトル忘れていますが、一度愛したひとに捨てられた受けが別の攻めを好きになって愛してもらいたくて~って感じだったものですから。こういうタイプのBLは苦手なんですね。いえ。BLっていろんな面で受けがデメリット受けているというか、辛い目に遭っていると思うんですよね。大抵攻めが精神肉体両面で丈夫! さして疲弊しない。割りを食うのは大抵受けーーーって認識があるので、恋愛面で「愛して欲しい」って受けからいくのが切ないというか嫌というか。せめて恋愛面では勝者の立場にいて欲しい。まぁ、JUNE世代だからですかね、この辺の嗜好は。でも世代的にはあさぎりさんも近いような? もちっと前かな? 個人の好みですけどね結局は。
でね。
読みたくなったのはかなり初期(調べたら'78だったような)の「花詩集 こでまりによせて」だったのですが。この話って電子書籍になっていないのね。古本だけ。これ以上紙書籍を増やすのは色々難ありなので悲しい。内容は引っ込み思案な女の子の初恋物語ーーーだったかなぁ。
初期は引っ込み思案な主人公が多かった記憶があるんですけどね。
たまにコメディで確信犯っていうのかな? なタイプもいたけどね。個人的に、「ちょっぴり危険なラブ講座」シリーズ2作が好きでしたね。ヒロインがほぼ脇役で護衛の二人の青年がメインっぽかったけど。ちょっとBLっぽいのよねぇ。この手のキラキラ美青年が木訥誠実青年に思いを寄せているって関係性ごくごく初期は時々見かけましたね。つんでれさんだったりね。
読めないのかーーーと別の本で「アップルドリーム」「こっちむいてラブ」好きだったなと悩んで「こっちむいてラブ」をチョイス。
これも引っ込み思案のヒロイン。自分に自信がないんだけどちょっとしたきっかけでモデルになっちゃう。「これがわたし?」って女の子の夢全開のキラキラストーリー。これ。ヒロインが好きなヒーローとは別にヒロインを好きな青年がいましてね。余命幾ばくもない写真家の卵。彼に思いを寄せている女装家? の美容師さんが手助け。だけどちょっとシビアというか腹に一物。ヒロイン~連れないスタントマンを思ってないで写真家の彼に振り向いてあげて~って思ってたなぁ。
「アップルドリーム」も読み返したいのですが、これ、ヒロインの義理のお兄ちゃんがキラキラ美青年でヒロインにシスコン。でヒロインは別の男の子に片思い。お兄ちゃん生徒会長だったような記憶がありますが、実は裏の総番長。その片腕君がお兄ちゃんにBLっぽくってですね、なんか読んでいていたたまれなくてっていう記憶がありまして。読みたいんだけど~って実は悩ましい。
あさぎりさん御本人はなんでもBLを描きたかったひとらしいので初期の少女漫画のストレスをこうやって晴らしていたんだなぁとは思うんですけどね。
ともあれ。
私としてはリリカル少女漫画が好きだったし懐かしいなぁ。