表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/56

仮面舞踏会1

今回から『仮面舞踏会』が始まります。

よろしければ、お読み下さい。

 ガブリエラがバルト邸で過ごすようになって、約二か月が経っていた。そんなある日の夜、マティアスとリディオは書斎で話していた。

 「バルト伯爵、ダリオ・アッカルド子爵について、少しわかりましたよ」

「聞かせてくれ」

「アッカルド子爵は、最近、麻薬の密売について調査していたようです」


 リディオが裏の世界の知り合いに話を聞いたところによると、ダリオは殺害される一か月くらい前から、麻薬の取り引きに使われるような店に入り浸っていたらしい。かといって麻薬を買うわけでもなく、店の客と仲良くなり、人脈を広げていたらしい。


 「そうか……彼が殺害された理由と関係あるのかわからないが、気になるな」

「はい。それと、もう一つ情報を手に入れたのですが、近々、ある劇場で仮面舞踏会が催されるそうです。その舞踏会は定期的に催されているようなのですが、どうやら麻薬の売買の温床になっているらしく……。もしかしたら、アッカルド子爵について何かわかるかもしれません」

「……舞踏会の会場に潜入して調査したい所だが、それは可能なのか?」

「招待状なしで潜入するのはまず無理です。小規模な舞踏会にも関わらず、警備が厳しいとの事ですから。……なので、貴族から招待状を二通買い取りました」

「招待された人物に成りすますわけか。何か掴めるといいな」

マティアスは、万年筆を手で弄びながら言った。


 舞踏会当日の夕方、マティアスとリディオは、正装して屋敷の玄関を出ようとしていた。

「お気を付けて」

玄関まで見送りに来たガブリエラが言った。

「お前も気を付けろよ。護衛が二人いるとはいえ、何が起きるかわからないからな」

「はい」

ガブリエラの側には、ベルナルドとプリシッラがいる。万が一刺客が来た時の為に、二人に来てもらったのだ。

「ガブリエラの事は私達に任せてくれ」

「もし刺客が来たら、私の銃で撃退しますー」

そんな二人の声を聞きながら、マティアスとリディオは屋敷を後にした。


よろしければ、ブックマークやいいね等の評価をお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ