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9/9

5/14(日)



 目が覚めると、私は病院のベッドに横たわっていて、傍で家族が声をあげて泣いていた。


 話によると、私は交通事故に遭い、1週間ほど昏睡状態が続き。目覚める3日くらい前から危ない状態だったとか。そして、私が目覚めたその日、一度心臓が止まったようで。

 もう助からない…と医者が言った瞬間、私が息を吹き返しそして…目覚めたと、家族が話してくれた。



 ここに書き記してある日記。不思議なことにこの日記は、私が丁度昏睡状態だった時に書いたもののようで。

 家族は私がなろうで創作していることを知らないし、何より誰が、わざわざこのタイミングでこのような不気味な日記のようなものを書くだろうか。


 この日記の内容は、本当に私が書いたものなのか?


 そして、この日記の内容は私が昏睡状態の時に見ていた夢なのか?


 あの、ドンドンと叩いていたのはなんだったのか?


 そして─…この日記に書き残された「イクナ」という不気味な文字。私が玄関のドアを開けた瞬間に、後ろから聞こえてきた不気味な声が言っていた言葉と同じもので。

 あの声は一体誰のものだったのだろうか…?


 私が始めた日記(?)なのかわからないけど、今日でこの日記を終わりにしようと思う。


 もう、あのような気味の悪い夢は見たくない。


 そして…早く退院して、猫たちに会いたい。



 end。

※この物語はフィクションです。

ただ、最初辺りの一部の日常的な内容は、実際あったことを書いてたりします。


お読みくださりありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 似たようなことはよくありました(エヘ [一言] 朝早くーー「起きろ!」と言わんばかりに扉をノックされます。 家族は熟睡していましたが。 廊下を歩く音と、なま暖かい視線をたまに感じます。…
[良い点] 日に日に怖くなっていくところと、日付けが投稿日にリンクしていて妙にありそうなあたりが、ゾクゾク〜としました! 面白かったです。ありがとうございました。
[良い点] 怖かったですが面白かったです。 ドンドンと外から叩くものと、主人公を引き留めるものは別の存在なのでしょうか。 それが何なのかが謎で気になるところですね。
2023/05/14 11:10 退会済み
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