2発目 山崎は街へ行くことにした
山崎は転移した場所を離れ、街を目指していた。
街につけばこの世界のことをある程度把握できるだろうと考えたからだ。
草原を抜け街へとつながる道を見つけた山崎。
その道をたどり山崎は街へと着いた。
街へ着いた山崎は早速、近くを歩いてた住民に話しかけようとする。
しかしあることが頭によぎった。
「ここが異世界だとすれば、俺の言葉は通じるのだろうか……」
物は試しと山崎は近くを歩いていた住民に話しかけてみる。
「すまない。この近くに図書館はないだろうか」
すると以外にも言葉は通じ住民は図書館の場所を教えてくれた。
軽くお礼を言うと山崎は最寄りの図書館へ向かった。
図書館へ着いた山崎は早速、魔法や錬金術の専門書を探す。
山崎の読み通り魔法の仕組みや錬金術について書いてある本がいくつもあった。
山崎はそれを適当に読みあさる。
小一時間ほど図書館に滞在した山崎は再び街道へ戻る。
そして山崎は図書館で覚えた錬金術を早速、道ばたの石ころで試した。
錬金術は成功し石ころは薬草へと変わる。
山崎はそれを何度か繰り返し薬草を量産すると今度は近くの道具や行き、薬草をお金に換えた。
武具屋へ行き稼いだお金で装備を整える山崎。
買い物を済ませた後、山崎はファンタジー小説などでよくある冒険者ギルドを探すことにした。
山崎は街道で冒険者ギルドの場所を聞きそこへ向かう。
この世界ではゲームやファンタジー小説のように冒険者が存在し冒険者ギルドで冒険者の登録や依頼などを請け負っている。
山崎はそれを図書館で知り、この世界では冒険者として生きていこうとしていた。
冒険者ギルドに着くと受付嬢に話しかけ、書類に必要事項を書き冒険者の登録をした。
「えっと、お名前はヤマザキ?」
「何か問題あるか?」
「い、いえ。変わったお名前なのでつい…」
確かにこの世界では変わった名前だろう。
山崎少し失礼な受付嬢の対応に腹立てることなく、クールにその場を対処した。
そのあと、山崎は依頼書の貼ってある掲示板の所まで行き、適当な依頼書を持って行く。
「早速だが依頼を受けたんだが」
山崎は掲示板に貼っていた依頼書を受付嬢に見せた。
「えっと依頼書の内容は…レッドドラゴンの討伐!?」
「それがどうした」
「いえ、レッドドラゴンの討伐は上級冒険者の方々への依頼でして…」
受付嬢は少し焦った様子で言う。
「その……まだ冒険者になりたての方にはあまりお勧めできないかと……」
「つまりこの山崎に無理だと?」
気を悪くした山崎は受付嬢を魔法で爆発四散。
そしてレッドドラゴン討伐へ向かった。