君を解きほぐしたい
ああ、愛しいキミ
そんな所に隠れてないで姿を見せておくれ
そんな暗い箱の中にいつまでもいたら腐ってしまうよ
ああ、愛しいキミ
そんなに縮こまってよっぽど怖かったんだね
でも、大丈夫。ボクが温かいお湯をかけて温めてあげるから
ああ、愛しいキミ
今すぐにでも、キミを食べてしまいたいよ
え? 三分待って欲しいのかい?
ああ、愛しいキミ
キミは本当にシャイなんだね
また、箱に閉じこもってしまうなんて
ああ、愛しいキミ
次にキミが出てきた時、どんな姿になっているかな
さあ、湯気が立ってきた
ああ、愛しいキミ
なぞの肉、なぞのエビ、なぞの卵
キミはいつだって、ミステリアスさ
ああ、愛しいキミ
もう一度ふたを開けて
お箸で麺をかき回したら、いただきます
ああ、愛しいキミ
キミの名は、カップヌードル