表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
手に入れたスキルはガチャでした  作者: 林藤ハルト
始まりの街編
5/57

クエストは早く終わった

登録も終わり、さぁ飯にしようと飲食店スペースまで移動していた時に気づいた。


---登録に金使ったから飯代無いじゃん!!---


僕は急いだ。とにかく簡単そうなクエストを探した。

するとこんなクエストを見つけた。内容はこうだ。


クエスト

聖水を集める。


これだけ。

聖水とはごく稀に草原に出現する、魔素を沢山含んだ水のことで、見つけるのは難しいらしい。


一見こんなクエストは時間に余裕のある人が受けるものだが、僕はこのクエストを受けることにした。


このクエストを受けたのには理由がある。それは僕がこの街に着く直前に、それとは知らずに飲んだからだ。その時は水分が欲しくて水じゃなくてもいいから飲みたかったんだ。


そんな時に綺麗な泉があれば誰でもそれを飲むだろ?少なくともその時の僕は飲んだ。


すると体が軽くなった気がした。

聖水は回復薬ポーションに混ぜることでその効用を飛躍させる効果をもつ水だ。

単体で飲むと体力が回復するらしい。


これだけでもあの時の泉は聖水だったと断言出来る。


「さぁ行こうか!!」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


初めてのクエスト・・・成功。


やはり探す必要が無かったのは大きい。それも珍しく大きな泉だったそうで、本来は水たまり程度にしか無いらしい。


結果的に沢山持っていくことが出来たため報酬はかなり多かった。細かく計算してないから分からないけど4倍は貰ったんじゃないかな?


報酬は26000メア・・・担保の件で多少差し引きされたが受付のお姉さんによれば端数を取っただけだから大した額では無いとのこと。


まぁこれだけ貰えれば充分だろう。


それよりも飯だ飯!!


「何があるかなぁ?・・・お?」


良さそうなのを見つけたので注文する。

すると5分と経たずに皿が運ばれてきた。


「早いな!!」

「速さが自慢の料理ですから」


注文したのは一角兎の肉野菜炒めだ。

僕がこの世界に来て最初に倒した魔獣が兎だったからな。これは食べてみたいと思ったのだ。


「これは美味いな!!兎肉って柔らかい〜」


「ご馳走様でした・・・と。」

「代金は800メアです。」

「はいはーい」


さぁ明日も頑張ろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ