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手に入れたスキルはガチャでした  作者: 林藤ハルト
入学試験編
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王都のクエストはどうなるの?

「いーやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


おおースゴい声量だなぁ。


「死んじゃうのです!!このままじゃ追突されて骨折られて動けなくなったところを食べられちゃうのです!!」


なんて考えている場合じゃなかった。


僕達は今クレイジー・ボアの討伐クエストを受けている。

クレイジー・ボアというのは〈狂化〉スキルを持った猪の魔物で追突以外に攻撃方法を持たない代わりに、骨を砕くほどの高火力を誇っている魔獣だ。


最初の作戦ではリアが火属性魔法でちょっかいをかけてエミリーが障壁魔法で足止め、その隙を付いて僕が弓で射抜く。


これで終わるはずだったのだが、エミリーの障壁魔法があっさり破られ2人が追い回される現状になってしまった。


ちなみにまだ攻撃をしていない僕は眼中に無いらしく、全く攻撃してくる気配がない。


このまま様子を見るのも面白そうだが、そんなことをすれば後で2人から怒鳴られるだろう。


助けるのは別にいいが、火力の高いクレイジー・ボアの突進を受け止められるほどの防御力は持っていない。


・・・よし狙撃しよう。


防御に回れないのなら横から撃って仕留めてしまえばいいのだ。


火力の高い魔獣とは聞くが防御力が高いとは聞いてないからなシングルショットで充分だと信じよう。


ゆっくりと弓を引いて照準を合わせる・・・動き回る生き物を一撃で捉えるのは難しいが、スキルによる自動照準を使えばどうということは無いはずだ。


「死ね!!」


〈シングル・ショット〉!!


魔力を帯びて淡く光る矢は猪の足の付け根に命中した。

即死した訳ではないが、足に当たったことで動けなくはなっているようだ。


「ありがとう。助かったよ」


「死なずに済んだのです〜」


「まさか障壁魔法が通用しないとは思わなかったけどね」


「スミマセン・・・」


「あははー・・・帰ろうか」


「ですね」


「りょーかい。」


明日もコレだと思うと先が思いやられるな・・・


明日からは観光にしよう。

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