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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

BL

作者: レイ

━━━━その他人(ひと)は、男だった。

雨が降り、蒸し蒸しとした空気、それに追い打ちをかけるように、温められた風が、申し訳程度に吹く。憂鬱だ、と思いながら、日常を過ごす俺に、その彼は視界の端に入ってきたのだろう。ぬるま湯に、氷という救いの手が入った。そう思った。多くを語るのは不要だ、(ただ)美しい。そう言えるほどに。表せば表すほど安く思える、と言える。美しい、というのは、男女関係ない、と、現実(リアル)で、体全体の感覚が体験した。この体験は一生せず、自分には縁遠いものだとばかり思っていた。

…彼が欲しい。一緒にいたい。関係を持ちたい。友達からでもいい。その思いが、一瞬のうちに、心の底から溢れ出た。気づいたら、彼に話しかけていた。

「Twitterアカウント、やってたら教えてくれませんか。LINEでもいいんです。急にすいません。時間ありますか。急いでたらごめんなさい。」

…話しかける順序なんてどうでもよかった。どう思われようが、この行動に対して、公開も何も無かった。

彼は、最初こそ驚いて、ポカン…としていたが、ふっ…っと笑うと、「いいですよ」と言った。

Twitterのアカウントを見せられ、驚く。相互関係だ。相手は美しい文を書いて、Twitterにあげてくれる、と惚れ惚れしながら見ていた相手だった。よく、Twitter上でも話してくれている相手。そのことを相手に伝える。相手も、2度目の驚き顔のあと、嬉しそうな顔をしている。

俺のTwitter上の活動というと、イラストとマンガを書き、あげているということぐらいで、人気があるかというと、ない。見てくれる人も、彼に比べると、雲泥の差。ああ、こんなに美しいひとがいたもんだなぁ、と思った。そして、運命の番、だと気づいた。俺の性はΩ。相手はα。…こんな、こんなことあるのか。2人で喫茶店に入る。たわいもない話をする。あっという間にすぎていく時間、お互いにわかる。運命の番ということ。ああ、これからどんなことがあろうと、2人で━━━━━━


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