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4、異世界ライフとステータス

こっちに来てから1ヵ月が経ちました。

おかげさまで元気に異世界ライフを満喫してます。


来たばかりの頃は強い日差しが降り注ぐ夏真っ盛りでしたが、今は涼しい風が心地よい初秋へと変わっています。


ですが本当にこの森、自然豊かというか食材の宝庫です。

薬草はもちろんのこと。

にんじん、ジャガイモ、玉ねぎ、カブ、白菜、カボチャにトマトぽい野菜がそこらにゴロゴロ生えているし。

生姜や胡椒、ニンニクらしきものや各種ハーブもわさわさ。

何より驚いたのが『砂糖の実』。

自ら作り出した糖分を実に蓄える性質があり、ゴルフボール程の実の中は砂糖水で一杯。

これに【乾燥】の魔法をかけて粉化させれば、上白糖の出来上がり。


塩はさすがに無いかと思ったら、近くの崖が岩塩の鉱床でした。

岩壁の中に白く伸びる塩床を見た時、『マジかっ!』と叫んだものです。


オリーブの実らしきものも見つけて、こっちも【脱水】で絞って有効活用してます。

食用油としてだけでなく、薬品の中に苛性ソーダに似た強アルカリ性のものがあったのでハーブを混ぜてオリジナル石鹸を作成。


せっかくなのでシャンプーも。

カモミール草をお湯に浸して、アルコールとオイルを加えたら弱火で完全に溶けるまで煮ます。

ラウリル硫酸塩と同じ薬効のものがあったので、それを容器に入れて先程の液体を加え、均一な状態になるまでよく混ぜたら出来上がり。

簡単です。


ついでに化粧水も作りました。

水にグリセリン(しっとりがいい人は多めに)を加えてグリセリンが溶けるまでよく振る。

終了!

これが基本の化粧水になり、オプションで保湿性の強いハーブ。

美肌の素とも言われているローズヒップや乾燥によるかゆみや炎症を抑えるのに効果的なカモミール。

若返りのハーブとも言われ、お肌のハリを保つ効果が期待できるマリーゴールドなどを入れるとなお良し。


調子に乗って採集の時に見つけた紅花で口紅も。

容器にオイルと蜜蝋を投入、湯煎にかけて溶かします。

全部溶けたら、粗熱を取ります。

ここで【脱水】で絞った紅花のエキスを投入。

よく混ぜてそのまま1時間程度放置して完成です。


前世で手作りにハマって、いろいろ作りまくった経験が役に立ちました。

やり過ぎた感は否めませんが…後悔はない。


ちなみに蜜蝋はこの前、採取した蜂の巣からのを流用。

巣全体を【真空チルド】で包み込んで20分ほど放置すれば仮死状態になって収穫可能。

ハチミツ、美味しかったです。


自家製品は3カ月程しか保たないのですが、アイテムボックスに入れておけば劣化しないので助かってます。


それはハルキスが残してくれた薬類も同じです。

作業台からアイテムボックスに移してしっかり管理してます。

少し離れたところに幅2mくらいの川も発見し、水源の確保だけでなく夜に(やな)を仕掛けておけば、朝には2、3匹の魚が掛かっていて食卓を豊かにしてくれてます。


肉も入手可能ですよ。

コッケという野生の鶏の群れが川の近くにおりまして、卵だけでなくその製作元も美味しく頂かせてもらってます。

もちろんどちらも鑑定をしてから。

卵を割ったらヒヨコ未満が出てきたりは御免ですし、繫殖を考えて無精卵を拾い、オスだけを【スリープ保存】で眠らせて狩ってます。

解体についてはマリアが習得済だったので無問題。


解体した肉は【イオン殺菌】してからソテーや煮込みに、骨は出汁として、内臓も食べられる部位は美味しくいただき、残りは埋めて大地に返還。

余すことなく利用させていただいてます。命大事。

 

マリアと言えば、私が入ったからでしょうか。

彼女の記憶の中の容姿とに違差が出ています。

元は明るい金髪だったのに、今は黒髪です。

瞳の色も茶色がかった緑色が碧翠に変わりました。

顔つきはマリアのままですけど、鼻にあったソバカスが消え、小麦色の肌が真っ白になってます。

ちなみになかなかの美少女です。


そしてこれが私の現在の鑑定結果


〈 山田十和子 〉


 13歳

 Lv. 3


 HP 30/30

 MP 50/50

 力:D

 敏捷:C

 知識:A

 知恵:A

 運:S


〈レアスキル〉

 鑑定Lv10 


〈スキル〉

 格闘Lv1

 アイテムボックスLv7

 生活魔法Lv7(冷蔵庫、洗濯機、ガスコンロ、電子レンジ、エアコン、掃除機)

 魔力制御Lv2

 調合Lv2

 製薬Lv2

 毒耐性Lv2

 料理Lv10

 裁縫Lv10

 歌Lv10


〈称号〉

 人類最強人種(おばちゃん) 不屈の精神 臨機応変 

 サバイバル上級者 ハンクラマスター  


〈加護〉

 創造神の加護

 ※ どの魔法も1回の使用が1MPで済む。


神様ぁぁっ!

何をしてくれちゃってるんですかっ!


確かに簡単に家を得られたり、ホイホイ食材が手に入ったりとラッキーが続くなとは思いましたよ。

魔法もバンバン使ってるのに全然疲れないし。


もちろん感謝はしてます。

してますけど…反則感ハンパないです。


1から努力しているアーステアの皆さん、本当にすみません。


余談ながら、格闘Lv1はマリアのものを引き継いだようです。

クズへの前蹴りは見事でしたね。


しかし毎日使っている鑑定やアイテムボックス、生活魔法のレベルが高いのは判ります。

料理や裁縫が高いのも前世から引き継いだスキルだろうから納得もゆく。

けれど…何故に歌がLv10?。


ストレス解消にママ友達とたまにカラオケで歌っていただけなんですが。

謎です。


神様のプレゼントのおかげで後ろめたい事この上ありませんが、薬師修業は順調に進んでます。

症状によっては薬効成分を調整しなくてはいけない場合もあり、こちらの薬師は内科医と薬剤師の両方が出来ないとダメでして。


なので今は調合や症例などの知識を頭に詰め込んでいる最中です。

それと製薬に必要な魔法と、発動の基本となる魔法陣作画技術の習得。

前世で就業&子育ての合間に資格試験の勉強をしていた時に比べれば楽勝ですし、何よりさすが13歳。

脳内キャパが多いだけあってスルスル吸収出来るので助かってます。


製薬・調合に関してはハルキスが書き残してくれたレシピがとても判り易いので、サクサク作れて楽しいです。


ちなみに薬の良し悪しは、基本となる魔水(魔力で作り出した水)が決め手。

比較対象が無いのでよく判りませんが、どうやら私の魔力は質が良いようです。


試しに回復薬をレシピ通りに作って鑑定してみたら(上級)になってました。


言いたいことは色々ありますが、ここは才能があった…で済ました方が良さそうです。



作った薬の在庫も増えましたし、実地経験も積みたいので

そろそろ人里に行こうかと計画中です。







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