台風襲来 その2
「プレゼントぉ?」
「あっ、なるほどぉ 昨日私がプレゼントした道具をさっそく使われたんですね。神無先輩、どうでしたぁ 燃えたでしょう」
「あれはアンタが?」
「そうですよぉ、聞いてなかったんですか 今日から先輩と一緒に御主人様の奴隷同士、仲良くしてくださいねって、やっぱ奴隷同士なれ合うのはいけないと思いますぅ?」
「源十郎様?」
「ふむ、なにも言ってはいないんだがな」
「私、源十郎様の噂を聞いてずっと憧れてたんですよぉ。それでいろいろ調べて。昨日お二人の姿を拝見してその関係を確信しました。私もそうなりたいなって思って…。ね、いいでしょ源十郎様」
「噂?」
「そうですよぉ、源十郎様が激烈なサディストだとかぁ、あんまり胸のない娘の方が好みだとかぁ、ちょぉーっと幼女愛好趣味っぽいとかぁ、数々の素敵なウ・ワ・サ。それでぇ私を導いてくれるのはもうこの人しかいないって思って。ね、いいでしょ神無先輩」
「ダメっ」ようやっと事情が飲み込めてきた神無がにべもなく断る。
「えー、いいでしょぉ。だいたい源十郎様だってその為に神無先輩を作ったんでしょ。
ちゃんと先輩は尊重するからさぁ。やっぱさぁ人形よりも生身の女の方がいいと思うのよ。ね、いいでしょぉ」




