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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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第5話 ダンジョンリフト

 博多ダンジョンへ到着し狩りを始めた。

 当然今回の目的はダンジョン産の食材だよ。


 一層のスライムから採れるスライムゼリーはちょっと気持ち悪いけど、三層の角うさぎなら、ウサギのもも肉を落とすからね。

 それに私は【鑑定】を覚えちゃったから、もうダンジョン協会の有料鑑定を受けなくてもいいし一気に効率が良くなるなぁ。


 今【鑑定】を覚えちゃったからと思ってた時に、ダンジョン一層の階段横の壁に意識が反応した。

あれ? なんだろう……そう思って改めて意識が反応した壁を見ると、隠し扉だった。


(こんな入ってすぐの所に隠し扉だなんて、なんで今まで誰も気づいてなかったんだろう?)


 でも私が鑑定を意識したことでこのフロアの見えてる範囲を鑑定した事になっちゃったのかな?

 改めて隠し扉っぽい物を鑑定すると……


『ダンジョンリフト』

 ランキングプレートをセットする事で扉が開く。

 到達した事のある任意の階層に移動可能。


 ヤバッ、こんな情報何処にも載ってた事無いよ……

 どうしよう、とりあえず黙ってるしか無いよね?


 ランキングプレートをセットってどこにセットするんだろと思ってみると左下のくぼみ部分が淡く発光して見えた。


 かがんで見てみると立ったままでは絶対見えないような場所に、確かにランキングプレートと同じ形の窪みがあった。


 そこに自分のプレートをセットしてみると壁の中に吸い込まれる様に移動した。

 

(エッ? 壁すり抜けちゃったよ)


 自分の到達した階層まで行けるって事だよね?

 今日はウサギさんのお肉の予定だから三層だよね。


 そう思うと、ふっと足元の感覚が無くなって一瞬焦った。

 でも次の瞬間大した衝撃も無く足元の感触が戻り、壁の外に吐き出された。


 その場所は登り階段の横だ。

 確かにその光景は見覚えがある三層の光景だった。


(これメッチャ便利じゃん。移動時間超節約できるよ)


 そう思いながら


(帰りも使えるのかな?)


 と気になったので再び壁を鑑定してみると同じような場所に窪みを発見した。

 恐らく帰りもこれで大丈夫なはず。

 一応実験してみとこうかな?


 そうそう、このランキングプレートは落としても投げ捨てても一定距離を離れると勝手に自分の手元に戻ってくるんだよ。

 

 そして再び一層へと戻って一度外に出てみた。

 うん、問題なく行き来できる。


 よーしそれなら今日は結構ギリギリまで狩りが出来る! と思って颯爽と三層へと向かった。

 ウサギさんを金属バットでジャストミートし続けること一時間。


 結構な量のお肉をゲットしたよ!

 ポーションも今日は二本出た。

 そのうちの一本はランクⅡ値段は納品で二万五千円だ。

 大儲け! だよね。


 さぁ帰って、ウサギさんのお料理作らなきゃ。

 

 今日の心愛のランキングは1,564,746,326位

 なんか結構上がった気がする……超成長の効果なのかな?


 ◇◆◇◆ 


 家に帰ると早速ウサギさんのお肉を使って料理を始める事にした。

 今日作るのはウサギさんのしゃぶしゃぶサラダだよ。


 不思議なペットボトルの中身は鑑定してみたら、ちゃんと名前があった。


『デリシャスポーション』っていう名前なんだって。

『デリシャスポーション』をお水で割って鍋で沸かし、その中に薄くスライスしたウサギさんのお肉をくぐらせる。


 お肉を薄くスライスする時は、そのままじゃ斬りにくいから、一度凍らせるんだよ。

 包丁で斬れる程度の硬さに凍らせると、薄く均一な厚さにスライスしやすいからね。


 うちには業務用のスライサーがあるから、それでスライスしたお肉を沸かした『デリシャスポーション』の中で泳がすように(シャブシャブ)ってすると、真っ赤なお肉がピンク色に変わる。

 ちゃんと沸騰してないと、お出しにお肉の旨味が流れ出ちゃうから気を付けてね!


 しゃぶしゃぶはタイミングが大事なんだよ。

 火を通しすぎると硬くておいしく無いからね。


 お出しをくぐらせたお肉を今度は氷水で冷やす。

 熱が取れたらキッチンペーパーで余分な水分を抜いて、たっぷりのお野菜の上に盛り付けた。


 ドレッシングも手作りだよ。

『デリシャスポーション』とお酢を合わせて、菜種油と、お醤油で味を調え、たっぷりの玉ねぎと、ゴマ、他の香辛料をフードプロセッサーでしっかりと混ぜ合わせた特製のドレッシングをたっぷりかけて出来上がり。

 これはお母さんには食べさせられないから、先に食べちゃおう。


「うん、まさにデリシャス!」


 すると三度目となる声が聞こえた。


『セレクトスキルの選択権を取得しました』


【ステータス調整】

【アイテムボックス】

【パーティ作成】

【水魔法】


 あ、魔法だ、すごーい。

 でも今回はもう覚えたい物は決めていたんだよね。


【ステータス調整】


 絶対これで私は一気に強くなれるはずだよね?


 それに今日は、もう一つ作ってみたいお料理は決めていた。

 かつ丼! ダンジョン豚のお肉に小麦粉をはたき、魔鶏の卵にくぐらせてパン粉を付ける。

 カラッと油で揚げたトンカツを一口大に素早く切って、小さな浅めのお鍋に玉ねぎのスライスと一緒に入れる。


 それを『デリシャスポーション』5に濃口しょうゆ0.5と淡口しょうゆ0.5、みりん1を加えて一度煮立たせたお出しで、《《くつくつ》》と煮込む。

 博多のお醤油は口当たりが少し甘いからお砂糖は必要無い。


 玉ねぎが煮えたタイミングで魔鶏の卵を溶いて上からかけるの。

 固まらないうちに火を止めたら出来上がり。


「んーいい香り」


 上に散らしたネギも爽やかな香りをプラスしてくれてる。

 

 温かいご飯に乗せて「いただきまーす」


 早速声が聞こえて来た。


『セレクトスキルの選択権を取得しました』


 魔法も使いたいけど最初に表示されてた四つのスキルはどれも重要なはずだから【アイテムボックス】を獲得した。


「ねぇ心愛、凄くいい匂いするけどお母さんのもあるの?」


 あ、忘れてた。


「すぐ作るからちょっと待っててね」


『デリシャスポーション』抜きバージョンのしゃぶしゃぶサラダと、かつ丼を大急ぎで作った。


 何だか疲れちゃうよね。

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