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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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第27話 先生の用意は出来たのかな?

「行ってきまーす」


 お母さんに挨拶をして学校に向かう。

 朝ご飯は私が作る時は和食で、母さんの時は洋食だよ。

 母さんの味噌汁はトラウマ案件になるからね……


 流石にトーストとコーヒーだと失敗要素は少ないからね。

 でも、今日の目玉焼きは、なぜだか酸っぱかったのは何の味だろう?

 逆に気になるよね。


 学校に行く途中の道でダンジョンの事を考えていたの。


 今日の探索は七層に行ってボス戦までは、やっておきたいな。

 でもそうなると、いよいよ希に魔法の存在を見せる事になる。


 これで情報が洩れるかどうかの見極めポイントだよね。

 配信の事もあるし、魔法なんてまだ一般的に見せる訳にはいかないしね。


 今のダンジョンではダンジョン内は各階層が小部屋の集まりで、それぞれの小部屋を通路が繋ぐような構造だから、基本的には他のパーティが戦っている部屋へは侵入しない事が暗黙のルールとなっているので、他のパーティが勝手に侵入してくることは滅多にない。


 たまに戦闘に時間が掛かっていると、他のパーティが通り抜ける事も有るけど、その際も基本的には声を掛けて通り抜けるのがマナーとされていて、相当の苦戦をしていて、その時点で戦っているパーティが救援要請を頼まない限りは手を出さない様にと講習会でも言われる。


 ダンジョンが一般に開放された当時は、その辺りのルールがあいまいでトラブルが多かったそうだ。

 現状では、その辺りのマナーが大分徹底されていて不要のトラブルは少なくはなっているけど、私の様にソロでの狩りをしていると、男性グループからナンパに近いような誘われ方をしたりするから結構困るんだよね。


 まぁ今だと、きっと金棒のフルスイングで魔物を撲殺する姿を見せると、そんな人たちは逃げ出すだろうけどね。


 隠密系統のスキルとかあれば安心感は変わるかもしれないな?

 後は現状ではダンジョン内では連絡手段が存在していない。


 スマホなどの電波は届かないからだ。

 コンセントも無いので発電機を持ち込まない限り電気製品も使えない。

 この問題は魔石による発電技術は既に開発してあるので、人が常駐している階層のセーフティゾーンでは発電機が置かれていて電化製品も使えているけど、セーフティゾーン以外では無理なんだよね。


 理由はどの階層でも現れる可能性のあるスライムの存在だ。

 ダンジョン産の物以外は、なんでも取り込んで消化しちゃう特性を持っている為に電線や通信のためのコードなども、すぐ溶解されて使えなくなる。


 ダンジョン内部と、ダンジョン外部との通信装置なんかが見つかれば、きっとダンジョンリフト並みに人の役に立つよね。


 そんな事を考えながら、ようやく学校へと到着した。

 今日は金曜日か、野中先生は講習受けたのかな? 後で確認しておかないとね。

 授業が終わって放課後になると野中先生が教室を覗いて来た。


「柊、明日の事で確認したいから、ちょっと会議室に来て貰えるか?」

「はい、大丈夫です」


 もう帰るだけの状態だったので、そのまま先生と一緒に職員室の隣にある会議室へと向かった。


「先生、講習は行けましたか?」

「おう、行って来たぞ。なんだか『ダンジョンリフト』だっけ、それの発表がされたとかで凄い数の受講者が訪れていたな」


「そうなんですね、確かにあれは便利ですからね」

「もう利用したのか? なんか壁に吸い込まれて移動するとか言ってたが、どんな感じなんだ?」


「イメージするだけで勝手に移動するから、そんなに違和感とかは無いですよ。一瞬だけ浮遊感のような物を感じますけど」

「そうなんだな、俺はこの年齢になって、こんなにわくわくするような事は久しぶりに味わう感情だ。明日はよろしく頼むぞ」


「先生は武器とか用意してますか?」

「一応講習で最初は刃物より鈍器が良いと勧められたけど、何か使いやすいのはあるか?」


「私は最近まで、ずっと金属バットだけで戦ってましたけど、最初のうちは扱いやすいと思いますよ」

「そうか、じゃぁ先生もバットにしておこうかな。そう言えば柊、ちょっと聞いてもいいか?」


「どうしたんですか?」

「ダンジョンに行くとな、身体能力とか上がるっていう話だけど。それはスポーツなんかする場合に影響してくるのかな?」


「あー、その問題は最近よく言われてますね。ハッキリとした数値データを持ってないので言い切る事は出来ないです。ダンジョン内で発揮される身体能力と、ダンジョンの外に出てからの身体能力は同じでは無い事は、はっきりと解りますけど」

「それは上がった能力はダンジョン内部だけでの効果しかないって事か?」


「ダンジョンの外では、上がってるはずの能力の全ては解放されてないっていう感じですね。それでも筋力などは差が出ていると思いますよ」

「そうか、それは部活なんかに影響が出そうな話だな」


「今年あたりからダンジョン協会とIOCが協力してスポーツ競技者の指標を作る話も出ていたと思いますから、それを参考にするしかないですよね。先生も実際に自分でダンジョンで能力の変化がどうなのかを体感すれば良いと思いますよ? 簡単に測れる握力計なんかでデータ取ったらどうですか?」

「お、それはいい考えだな。ちょっと待っててくれ、備品の貸し出し許可を貰ってくる」


 私もちゃんと数字測った事無かったから気に成るな? と思いながら野中先生を待った。

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