第243話 サオリンのJOB獲得②
「何が出るかなー」
そう言いながらサオリンがオーブへ手を触れた。
表示された内容は【縄師】
「えっえええええ……まさかの武器固有JOBとの被りとかこんな事あるの??」
その様子を間近で見ていた咲さんたちもちょっと微妙な表情だ。
「サオリン先輩JOBは絶対獲得しなきゃならない訳じゃないから保留っていう手もありますよ?」
「そうなんだ。でも保留したとして獲得できるJOBに変化はあるのかな?」
「うーん……わかんないですけどランクがブルーに上がれば表示されるJOBって増えると思います」
「そっそなんだね。じゃぁ今は獲得しない方がいい感じかな?」
「それは……私じゃ判断できないですけど、一度みんなで相談してから決めた方がいいと思います」
「そだね、じゃぁとりあえず保留って事で! んでー次はジャーマネのスキル獲得チャレンジードンドンパフパフー。今の微妙な空気を吹き飛ばすようなJOB出しちゃって下さいねー」
そう振られて百合さんがオーブに手を触れた。
「私に表示されたJOBは【マスターテイマー】です。これって結構いい感じなのかな?」
「なんか凄いかも。明らかにジャフナで手に入る【テイム】スキルの上位互換な感じがしますよね」
周りで咲さんや麗奈さんも自分の事の様に喜んでた。
「さあ、私と麗奈もJOB獲得しちゃうねー結果は明日の咲チャンネルでの発表でーす。みんな楽しみに見に来てくださいねー」
ここで今日のサオリンのライブは終了する事になりエンディングに移った。
「今日も沢山のサオラーに囲まれて幸せなひと時を過ごせました。私のJOBの結果だけはちょっと微妙だったけど、とりあえず武器固有のJOBを獲得しようと思ってます。続報期待! ってことで。それではみなさんバイサオー」
沢山の「バイサオー」の返事に埋もれながら今回のライブ配信は終了した。
丁度ライブが終了するタイミングで河合先輩が荷物を持って戻ってきたので九階の1LDKの部屋に案内して鍵を渡した。
「心愛ちゃんありがとう荷物は一度じゃ運べなかったけどマジックバッグは持ってるから少しずつ持ってくるね」
「あ、先輩ってマジックバッグのレベルはいくつのですか?」
「レベル1だね2以上は高くて手が出ないよ」
「それだと大きめの荷物が運べないですよね? お引越しが終わるまでこれ貸しておきますね」
そう言って一万リットルの【マジックバックパック】を貸してあげた。
勿論時間停止は無い方だよ。
「これって……買ったら相当高いんじゃないの?」
「引っ越し用ですよ! 箪笥とかそれじゃないと収まらないから」
「さすがに箪笥は無いけど助かるわ。引越し終わったら返すねそれじゃあまた明日―」
河合先輩を見送ると私と希は博多の食堂へと戻った。
日向達五人はダンジョンから出ると心愛たちがいる食堂にやって来た。
「お疲れ様ですー」
心愛に声をかけられて咲たち四人はテーブル席に腰を落ち着ける。
日向ちゃんは早速紅茶を淹れる準備をしてるよ。
「明日の咲さんたちの配信はどんな感じでやるんですか?」
「うん、明日はスタジオからの雑談配信形式だねースペシャルゲストは冴羽社長だよー」
「えっそうなんだー。って事はついに発表しちゃう感じですか?」
「そそ、Dライバー社がD-CANのグループ企業になったって言う発表と私と麗奈の獲得したJOBの発表がメインだね。心愛ちゃんのチャンネルやダンジョン攻略の最先端の情報を発信するチャンネルをプロデュースする事なんかもお知らせする感じだよ」
「すごーい、盛り上がりそうですね」
「でしょー、楽しみにしててね」
サオリンが話を振ってきた。
「ねー心愛、配信見てくれたでしょ? 私JOB被っちゃったんだけど、どう思う?」
「んー、絶対じゃないんだけど先に武器固有JOBを取得してからもういっぺん行くと獲得JOBに変化がありそうかも?」
「だといいなー」
「それもだけど百合さんの【マスターテイマー】ってなんか凄くないですか? 詳細は確かめました?」
「まだ確かめてなかったんだけど、ちょっと書き出してみるね」
そう言いながら書き出してくれた【マスターテイマー】のJOBはこんな感じだった。
テイム確率 能力強化値 テイム数
Lv1 テイム +50%
Lv2 能力強化 +100% +10%
Lv3 テイム数増加 +150% +20% 2体
Lv4 +200% +30%
Lv5 +250% +40% 3体
Lv6 +300% +50%
Lv7 +350% +60% 4体
Lv8 +400% +70%
Lv9 +450% +80% 5体
Lv10 覚醒JOB取得 +500% +90%
「こんな感じね」
「テイム確率のパーセンテージってどういう事かな?」
「どうなんでしょうね? きっとテイム確率が10%の状態だとしたらLv1だと15%になるとかそんな感じなのかな?」
「それっぽいですね。能力強化値やテイム数の増加とかをみても私の持ってる【テイム】スキルよりかなり優秀なのは間違いないですね」
「よーし頑張ってテイムしなきゃね」
☆☆☆
ご無沙汰して申し訳ございません。
やっと時間が出来たので少しづつ更新を再開させていただきます。
長い間更新してなかったのに、ギフトをいただけてたり本当に感謝しています。




