表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

218/254

第218話 魔法陣の身体刻印

 咲さん達とおなか一杯になるまで食べ歩いた後でDライバー社の本社に戻り少し話をしていた。


「昨日の事故でも痛感したけど、やっぱりエスケープのスキルは大事だよね」


 そう咲さんが切り出してきた。

 日向ちゃんが「昨日は私が一つだけしかエスケープのオーブを持って行かなかったのが響いちゃいましたね」と言った。


「今まではエスケープも高かったから、普通では持っていない人の方が多いからしょうがないよ。日向ちゃんや希も基本私と一緒にしか潜らないから、普段は渡して無かったしね」


 私がそう言うと百合さんが聞いてきた。


「ねぇ心愛ちゃん? 今までは高かったって、安くなったの?」

「まだ、発表前だけど今度、御札型のエスケープを発売する事になりそうなんです。それだと今まで魔石にしか付与できなかった魔法やスキルが、紙に転写できるからかなりリーズナブルに用意でそうなんです」


「へー、それは便利そうだね。でもやっぱり使い捨てなんだよね?」

「そうですね」


「心愛ちゃんは、回数制限とか無いんでしょ?」

「そうですね。私は時空魔法を覚えてるから、テレポもエスケープも時空魔法で覚えるスキルなんです」


「そうなんだ、いいなぁ。テレポとまでは言わないけど、エスケープは回数制限なしで習得したいわね。方法はあるの?」

「そうですね、一応ありますけどD-CANの販売価格で無制限エスケープのスキルオーブは二億円の設定だったはずです」


「ひゃぁたっかいね。一回使いきりで五万円だから四千回分? っていう事なの」

「計算上はそうですね。ただ……実際はエスケープのスキルオーブは市場の需要を満たす数が全然足りてない状況なんです。海外からの注文なんかほとんど対応してなかった感じですね」


「そうなんだ。それが今度売り出すその御札で一気に緩和できるっていう事なの?」

「そうですね。その方式を使うなら無限のエスケープにお金を払うより、御札を購入する方が全然リーズナブルですよ」


「そうね、四千回もエスケープを使わなきゃいけない状況が来たら間違いなく十回くらいは死んでそうだしね……でもさ、もしかしてその御札って心愛ちゃんが作ったりしてる?」

「えっ、ま、まあ、そうですね」


「やっぱりそうなんだ。それだったらD-CANが売りに出してる色々なスキルオーブや魔道具も全部そうなんだよね?」

「そうですね……」


「そりゃぁ護衛が付いたりするわけだよー」

「でも、一応、他の人には内緒でお願いしますね。こんなのが大っぴらになると、一生魔道具作りだけで拘束されかねないですから」


「ありそうなだけに、笑えないよね……」

「咲さん、知られちゃったついでに、ちょっと実験台になってもらえませんか? 無制限のエスケープが使えるはずですよ」


「えっ? それ、危ない奴? でも……無制限のエスケープは魅力だね。死んだりしないよね?」

「死ぬことは無いはずです。ただ、見た目は透明だから目立つことは無いけど一応タトゥーだから抵抗があるなら止めておいた方がいいかな?」


「全然、構わないかも。一応どんな図柄なのか知りたいかな?」

「御札に描いてあるのと同じ魔法陣ですね。厨二な人なら喜ぶ感じの図柄です……発動する時に発光する以外は目立つことは無いはずです」


 その説明をしていると、希と日向ちゃんもエスケープの魔法陣を描いて欲しいと言い出した。


「だって、先輩から直接肌に印を刻みつけられるとか、ご褒美以外の何物でもないじゃないですか!」

「私は、昨日の反省も込めて、いつでもエスケープは使えるようになっておきたいからです」


「まぁ……いいよ。三人だけでいいかな?」


 そう言うと麗奈さん、百合さん、サオリンの三人も聞いてきた。


「何億円とかの話が出た後で、入れて欲しいとか言うのは図々しいと思って、遠慮してたんだけど……この流れはお願いしたら、入れてもらえる感じなの?」

「今日だけ特別ですよ? ただし、まだ一度もやったことないから、人体実験も兼ねてですからね?」


 結局、六人全員に魔方陣を刻むことになったんだけど、もし魔方陣を刻んだ肌が傷ついたりした場合、効果が継続するのかどうか、とか気になる点もあったので、それぞれ別の位置に描かせてもらう事にした。


 それくらいは無料なんだし、私のデータ収集も兼ねてって事でいいよね?


 発動する時に触らないといけないので、それぞれに希望の位置を聞いてみた。


咲さんは左手の手首の裏側。

麗奈さんは右手の甲。

百合さんは、左の掌。

サオリンは右側の首筋。

日向ちゃんは首の後ろ。


 とそれぞれ、普通に露出していて触りやすい場所を指定したけど、希は「左のおっぱいが希望です! 下乳のほうで」ってなんか微妙な場所を指定してきた。


「希……それって発動する時におっぱい触んなきゃいけないんだよ? 周りに人が居たりしたら触れる?」

「先輩に刻まれた刻印を触るのに羞恥心なんか存在しません」


 って、意味不明な事を言った。

 まぁ……本人がそれでいいならいいんだけどね。


 それぞれの希望の場所に魔方陣を描きこむと、早速テストで金沢ダンジョンに向かった。

 昨日の事故の後で人の少ない金沢の十層からそれぞれ発動させてみると、ちゃんと発動してくれた。


 後は、もしなんらかの理由で、魔法陣を描いた場所に怪我を負った時にどうなるのか教えてもらう事を約束して解散したよ。


 ちなみに希は服のおなかの所から手を突っ込んで「なんか気持ちいです」とか言いながら発動させていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ