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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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203/254

第203話 Go to トリノ

「心愛、昨日の初ライブはすっごく盛り上がってたね」

「ありがとうサオリン。見てくれてた?」


「勿論だよー。うちの会社のメンバー全員で事務所から見てたよ。咲さんとかスパチャ投げまくってたよ」

「そうなんだ。さすがに料理中は画面見れなかったから気づかなかったよ。ゴメンね」


「いいっていいって、私たちだって全部のスパチャに気付けるわけじゃないしねー」

「登録者の数も一気に伸びてたよね。昨日のライブ終了時点で三十万人突破でしょ。この二日間くらいで六倍とか超凄いよね」


「それはほとんどサオリンや咲さんのお陰だから……本当にありがとう」

「今日の放課後はどうするの?」


「今日から日曜までは三人でがっつりダンジョンに籠る予定かな。最近全然レベル上げ出来てなかったしね」

「そうなんだ、二十層くらいじゃ上がらない感じなの?」


「そうだね、カラーズになったら二十五層以下だと、基本中ボス戦の時くらいじゃないと、ほとんど経験値の上乗せが無い感じかな」

「そうなんだ。早くそのレベルになってみたいな。今のカラーズでどれくらいのレベルなの?」


「えーとね、恐らくレベル50以上で見えてくる感じかな?」

「そうなんだぁ私はまだまだだね」


「ところでどこのダンジョンに行くつもりなの?」

「あーそれは、ちょっと訳ありで秘密なの。ゴメンね」


「そうなんだ……会社絡み?」

「まーそんな感じ」


 学校に向かうバスの中でサオリンと話していると、いつもは後ろの方の席に乗っている人が話しかけてきた。

 私服だから見た目じゃ学年とかわかりづらいけど一、二年の合同授業じゃ見かけないから三年生のはずだ。


「ねぇ、サオリンと心愛ちゃんでしょ?」

「あ、はい」


「私は三年生で『河合美憂(かわいみゆ)』って言うの。チューバーもやってるから見た事無いかな?」

 

 そう聞かれて私はわからなかったけどサオリンは知ってるみたいだった。


「ミューチャンネルですよね! 勿論拝見させてもらってますよ。コスチュームが可愛いですよね。あれって手作りなんですか?」

「そそ! 毎回違う恰好でやりたいから、一回使ったらほどいて作り直したりしてるんだよ」


「それも大変そうですね。今日はどうされたんですか?」

「人気チューバーの二人と折角同じ学校だから、仲良くしてもらおうと思って声かけてみたの」


「美憂先輩も人気チャンネルじゃないですか。でも、仲良くしてもらえたら私も嬉しいです」


 サオリンがそう返事をしたので私もあわせておいた。


「美憂先輩、こちらこそよろしくお願いします」

「後ろの二人は、希ちゃんとメイドさんかな?」


「はい、希です」

「メイドですけど、一応メイド服着てないときは日向でお願いします」


「了解、日向ちゃんねよろしくね」


 美憂さんが、希たちと話しているうちに、ちょっと心眼で覗いてみちゃった。


~~~~

河合美憂 女 (十八歳)レベル52 8,765,487位 ランクブルー


スキル 調合 パーティ作成

JOB 裁縫士(レベル2)


~~~~


 へー、調合ってなんか便利そうなスキルだよね。

 素材があったら色々出来る感じなのかな?

 でも勝手に覗いちゃって聞けないよね……


「先輩はもうJOBとか取得した感じですか?」

「うんうん、私は横浜ダンジョンがホームだったんだけど、協会が千葉ダンジョンの攻略と移設を発表してから、すぐにうちのチームの連中と一緒に金沢に来たからね」


「チームなんて組んでるんですね」

「そうそう、女の子だけのチームなんだけど高校生は私だけなんだよね。他の三人は歳はちょっと上で、専業でダンジョンに籠ってる感じだね。一応みんなカラーズだよ」


「女性だけのチームで全員カラーズとか凄いですね」

「でもね、ここに来てから特務隊の隊員さん達を見たら、単純にランクだけじゃなくてもっと基本を鍛えなきゃ駄目だな。って思ってるとこだよ。私のチームの人たちも専門学校の方が始まったら実技を習いに来る予定なんだ」


 そんな話をしてる間にバスが学校に到着したので教室に向かった。

 教室に着くと、ほとんどの人が昨日の私のライブを見てくれてたみたいで、沢山の子たちに囲まれたよ。


「心愛、昨日のライブ楽しかったよ。私もアヒージョチャレンジしてみるね」

「うんうん、素材は近くで取れるし頑張ってみてね」


「柊、お前一体どんだけスキル持ってんだよ? 箒に乗ってるのだって、テイムだってスキルだろうし、昨日の動画で魔法も二種類は使ってたよな?」

「原田君、それは内緒だよー」


「チェッ、ぜってー柊に負けねーからな。それは別として今度、俺のチャンネルにも出てくれねーか? 俺も一人暮らし始めたからさ『男の一人ダンジョン飯』企画とか良さそうじゃねぇ? と思ったんだけど俺、料理した事無いから簡単なやつ教えてくれよ」

「二人きりじゃ嫌だけど、誰か他の女の子も来てくれるなら考えとくよ」


 そんな感じで一日を慌ただしく過ごして放課後を迎えた。

 希と日向ちゃんと一緒に博多に戻ると杏さんとも合流して、イタリアのトリノダンジョンにテレポしたよ。


 冴羽社長に念話を送るとトリノダンジョンの協会支部に居ると返事をもらったのでカフェに行くと、グレッグと美咲さん、香田さんと東郷さんも一緒に居た。


「こんにちはー、こっちはまだ朝なんですね」

「そうそう時差が八時間だからね。今は朝の八時だよ。心愛ちゃんたちは今日と明日の二日間で二十四層までたどり着いて欲しいんだけど行けそうかい?」


「マップがあるなら大丈夫ですよ。社長と杏さんも一緒に潜りましょう。最終層まで私と同じパーティーで降りれば、きっとレベル30くらいなら届くと思いますから」

「大丈夫なのかい?」


 そんな会話をしてると美咲さんが話しかけてきた。


「心愛ちゃん、パーティもう一人分余裕あるよね? 私も一緒に行きたいな」


 そう言ってくると、グレッグや東郷さんも一緒に行きたいって言いだした。

 きっと東郷さんは、杏さんがいるからだろうけどね……


 結局みんな一緒に行く事になったけど私とパーティを組むのはあみだくじで決める事になって、香田さんが勝ち取ったよ。


「日頃の行いですかね?」


「香田二尉、あんた何も言ってなかったのに、なんでくじ引きは参加してんのよ」

「だって心愛ちゃんと一緒のパーティだと明らかに成長効率いいじゃないっすか」


 アンリさん達は、先に攻略を進めているそうだよ。

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