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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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195/254

第195話 ライブ配信①

 千葉ダンジョンの設置してある場所から、サオリンのマンションまでは徒歩でも五分もかからなかった。

 っていうか、私のマンションの二件隣りだったよ。


 二百万人の登録者がいるだけあって、結構リッチなのかな?


「ねぇ、サオリンはダンジョンでの配信って家族とか何も言われないの?」

「最初のころはメッチャ言われてたよ。でも登録者が十万人超えた頃に一度収入を振り込まれた通帳見せたら何も言わなくなったね」


「そうなんだ……」


 サオリンのマンションは十二階建ての最上階で4LDKの間取りの部屋だった。

 部屋ではサオリンのマネージャー兼カメラマンの人が待っていた。


「初めまして鮎川沙織のマネージャーをしているDライバー社の伊藤百合と申します」


 そう言いながら名刺を差し出してきた。


「初めまして、サオリンの同級生で柊心愛と申します」

「サオリン先輩の後輩になる真田希です」

「同じく木下日向です」


「柊さん達のチャンネルも大変興味深く拝見していますよ。コンテンツとして、とても優れているので、うちの会社にプロデュースさせてもらえないか頼んで来いって社長に言われました」

「そんな大げさな……っていうか一応私たちのチャンネルは手探り状態ではあるんだけどD-CANの配信部門ですから」


 私がそう言うとサオリンと伊藤さんがびっくりしてた。


「えっ? あのダンジョン技術を最近どんどん発表しているD-CANなんですか?」

「あ、はい。一応」


「それ超凄いじゃないですか。今月のビジネス誌にも載ってましたけど三年以内に世界最大の資産規模になるのが間違いないと書かれてましたよ」

「あ、そうなんですね。まー社長が頑張ってますから」


「そう言えば昨日ニュースになってたじゃないですか? 社長さんが攫われたって……大丈夫だったんですか?」

「あ、はい。なんとか無事でした」


「柊さん達を誘うどころか、逆にうちのDライバー社ごとお世話になりたい様な話ですね」

「そんな……うちは配信に関してはまだまだですから」


 伊藤さんが飲み物とかを用意してくれてる間に日向ちゃんがメイド服に着替えてきた。

 アイテムボックスの早着替えを見せるわけにもいかないしね。

 私と希は制服姿だからこのままで大丈夫。


 もう、いつでも配信が始められる状態で準備は整っていて、さらっと流れを説明してもらった。


 スタートはサオリン一人で普段通りのオープニング挨拶をして、その後で私たちが呼ばれる。

 後は、視聴者の方のメッセージを拾い上げながら、質問に答えていくっていう流れなんだって。


 今が三十分前で待機人数がすでに千人もいるそうだ。


「サオリン先輩、この数ってどうなんですか?」

「そうだね、普段だと流石に三十分前だと百人もいないから、今日は相当凄い事になりそうな気がするよ希ちゃん」


「へー、でもゲストが私たちって言うのは発表してないですよね?」

「うん、でもさ、探索者養成学校に編入してから最初の配信だから結構、興味は引けてると思うんだよね。まだ学校の子たちは誰もライブではやってないみたいだし」


 そんな話をしてる間にどんどん待機人数は増えていき、五分前で五千人超えて更に増えている。


 一分前になると一万人を超えていた。

 サオリンが席に座り開始が秒読みになる。


 十七時丁度にアップテンポなテーマ曲が流れてサオリンがオープニングの挨拶をする。


『コンサオー』


 サオリンがその一言を喋っただけでメッセージが凄い勢いで流れ出した。

 普通の人だと絶対に視認できないよこれ……


 まー私は全部読めてるんだけどね、きっと希と日向ちゃんも読めてると思う。

 そう思ってると、色付きのログが流れてメッセージが固定される。


「日向ちゃんあれってなに?」

「スパチャですね。投げ銭機能があって額によってメッセージが固定される時間が出来るんです」


「そうなんだ……凄いねぇ」


『今日は、ひっさびさのライブ配信だよー。時間前からたっくさんのファンの方が待っててくれて、サオリンも超幸せですー。今日はね! 私が探索者養成専門学校に転校して初めての配信だから、そこで知り合ったビッグなゲストにも登場してもらっちゃうから楽しみに待っててね』


takeshi:こんさおー

ひろし:ゲスト誰?

マユ:こんさおー、サオリン今日もカワユス

biker:こんさおーサオリン成分補給中

アキラ社畜百%:5,000円:仕事中だがサオリンに会いに来た


『アキラさんスパチャありがとー、今日はいつも以上に人が一杯であまりコメ拾えないかも知れないけどゴメンね。今日は今から一時間の予定だけど最後まで付き合ってくださいね。それでは早速ゲストの紹介しちゃいますねー。どうぞー』


 サオリンの合図で私たちが横並びにサオリンを挟むように着席した。


『見ただけで誰かわかるかな?』


カイル:パイセンちゃん! 

権蔵:ホープとヒナちゃんとパイセンちゃんか

シルバ:3,000円:パイセンちゃんお料理食べさせて

シルバ:3,000円:鰐のスープカレーが食べたい

シルバ:3,000円:おはぎも食べたい

イエスロリ:2000円:ホープちゃん好きです

Nelson:1,000円:ヒナちゃんの鞭で叩かれたい


『はーい、わかった人もたっくさんいるよね。最近話題のチャンネル『先輩とホープのウイラブダンジョン』の三人ですー。早速改めて自己紹介してもらうね』


『みなさんこんばんはーパイセンちゃんって呼ばれるのがなんか苦手なんでココアって呼んでくださーい』

『えっ先輩、いいんですか? それじゃぁ私もノゾミでおねがいしますぅ』

『二人とも、本名って……じゃぁ私も『戦闘メイド』でよろしくー』


『なんでヒナちゃんだけ遠ざかる!』

『ダメ? ヒナタでーす。よろしくね』


『えーっ三人とも本名NGじゃ無かったの? って私はそのままだよ。サオリです』

『んー、掲示板でパイセンちゃん呼びが普通になってるの見てー、これなら心愛って呼ばれた方がいいかなと』


 そんな感じでライブ配信は始まった。


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