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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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第161話 TBのテイム②

 ちょっと冷静に考えてみよう……

 TBはただの子猫のはずだけど初期値で考えても明らかにHPとか多いし、何よりも【サイズ調整】ってスキル? みたいなの持ってる。


 これは、テイムされる事で覚醒しちゃうって事なのかな?

 他の子をテイムしてみたらわかるのかも知れないけど、当面そんな予定は無いし……まぁいっか! 出来ることは出来るって事で納得しちゃう事にしよう。


『ねぇTB、サイズ調整って大きさ変えられるの?』

『うん、おいらの大きさが変えられるにゃ』


『どれくらいの大きさになれるの?』

『今は、あんまり大きくなれないにゃ。でも、強くなったらもっと大きくなれるようになると思うにゃ』


『小さくもなれるのかな?』

『うん、ちっちゃくもなれるにゃ』


 試しに今の段階でどれくらいの大きさになれるのかやってもらう事にしたよ。

 結果は……小さいほうはハムスターくらいの大きさになれて、大きい方は柴犬の大人くらいの大きさだった。

 でも……顔や体のバランスが大きくても小さくても今の子猫のTBのままのバランスだから、なんだか凄くかわいい。


 今の通常のTBのサイズだと、私の肩の上とかに乗っかっててもバランスがいいから、マジックブルームで飛んだりする時はずっと今のサイズがいいな。


 そう考えていると『わかったにゃ』って返事が返ってきた。

 あ、パス繋げたままだと考えてることが筒抜けなんだ……


 折角だから、肩の上に乗せた状態でお散歩してみる事にした。

 ちゃんと、落ちないように自分でバランスを取ってくれている。

 近所の公園に行くと、子供たちが寄って来て「猫ちゃんが肩の上に乗ってるー可愛いー」って言われて、ちょっと嬉しかった。


 スーパーとかに買い物に行く時なら、小さくなってもらって胸ポケットとかに入ってもらえそうだから、どこでも一緒にいけるかもね?


 でも、TBの持ってるサイズ調整のスキルをスキルオーブに出来たら希の桃ちゃんも、連れて歩けるサイズになれないかな?

 そう思って早速試してみる事にした。

 テイムアニマルの所持するスキルは、無事に私のスキルと同じように認識できてスキルオーブの作成にも成功したよ。


 希に教えてあげたら喜ぶかな?

 そういえば桃ちゃんの鑑定してなかったけど、TBでもスキルを持ってたくらいだから、桃ちゃんもなんかすごいスキル持ってそうだね。


 十九時くらいになると希たちが帰ってきた。


「せんぱーいただいまぁ。JOBレベルが二になりましたー。それに日向ちゃんと樹里さんが武器のJOB覚えましたよー」

「へー凄いじゃない、良かったねー」


 希が私に話すと、日向ちゃんが「これで私も正真正銘のメイドです。いえ、アサシンメイドです! なんかこれだけで本が一冊書けそうです!」と言ってた。

 自分が主人公の本とか羞恥心が爆発しそうとか思ったけど、口には出さなかったよ。

 樹里さんも客観的にJOB付き武器でのJOB取得に関して報告してくれた。


「やっぱり心愛ちゃんの言ってたことが正しかったみたいだよ。私も日向ちゃんも武器攻撃で九十匹くらいの魔物を倒したくらいで覚えたから、この武器で百匹ラストアタックを取る事がJOB取得の条件だったと思うよ」

「そうなんですね、杏さんにダンジョンリークスで発表してもらったら、今後JOB付き武器を手に入れた人の参考になりますね」


「そんな大事な情報を出しちゃってもいいの?」

「強い人が増えてもらいたいですから、いいと思いますよ?」


「あ、先輩、もう一つ大事な情報がありました」

「どんなの?」


「JOB付き武器でJOBが覚えられるのは最初の一人だけみたいです。普通に武器としては使えるけど」

「そーなんだ。まぁそれもほぼ予想通りだね」


 一通りの話が終わるころに希が私の肩の上に普通に座ってるTBに気付いた。


「先輩、あまりにも自然過ぎて気づかなかったですけど、TBおかしくないですか? 肩の上に座ってるとか……お昼に帰ってきたときには、杏さんの胸部装甲に挟まれてるくらいしかできなかったですよね?」

「あ、気づいた? TBテイムしたら色々出来るようになっちゃった」


「色々って?」

「まだ内緒!」


「なんで? そこまで言ったなら全部聞かせてくださいよぉ」

「だって今話すと、また桃ちゃん出したくなるに決まってるし、そしたらまた金沢行かなきゃならないから、明日学校が終わってから金沢へ行って、そこで説明するね」


「うーん……まぁそれは否定できないから、了解です。明日絶対、教えてくださいね」

「はいはい」

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