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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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第114話 おつかい?

『心愛ちゃん。ロジャーがガリッサダンジョンの対応策を考えてほしいって言ってるよ』

『どんな状況なんですか?』


『まだ、突入結果を聞いてないから詳しくはわからないけど、ボス部屋の扉に書いてあった碑文は『この奥に眠る物、あらゆる直接攻撃を防ぐ強固な鎧に守られる』だったわ』

『魔法じゃないと無理な感じですね。それにしても突入した人に実際どんな感じだったか聞かなければ対応策の立てようがないですね』


『ロジャーが戻ってきたら、直接連絡を入れさせるわね』

『わかりました』


 一度電話を切りどうするべきか考えた。

 ロジャーたちにある程度魔法を使えるようになってもらうのが一番いいのかな?

 でも、会った事も無い人たちに魔法スキルを提供するのは流石に無理だし……


 ロジャーとグレッグだけでは足りないよね?

 杏さんや冴羽社長に突入してもらうわけにもいかないし、どうしたらいいんだろ……


 あ、樹里さんと美穂さんとかに頼めないかな?

 あの二人ならすでに魔法攻撃手段もあるんだし適任だよね!


 ロジャーとグレッグに魔法スキルのオーブを渡すにしても誰かが持って行かなけりゃならないんだし、誰に確認すればいいんだろ?


 そんな事を考えてる時に私のスマホに着信があった。


Hi(ハーイ)マイエンジェル心愛、グレッグだ』

『グレッグどうしたの?』


『いや、ガリッサのボスと闘ってみたが攻撃力が全く足りなくてな、心愛に撃破手段を考えて貰おうと思って連絡した』

『へー、ロジャーじゃなくてグレッグからなのは何か理由があるの? ロジャーがまた大けがしたとかじゃ無いよね?』


『あー、ロジャーのやつはドン臭くて突入メンバーに入ってなかったから、実際に突入して鑑定オーブを使った俺が連絡してるんだ』

『そうなんだ。てか、ロジャーを外した突入メンバーで、ボス戦とか結構無理な感じしないかな?』


『心愛は今回のガリッサに集まったメンバーとか聞いてるのか?』

『いえ、詳しいことは何も聞いてないよ』


『そうか、ロマノフスキーを含めてゴールドランカーだけでも五人いて、シルバー以上だと六十人が集まったんだ。ロジャーが突入メンバーにいたとしても結果はあまり変わらなかっただろう』

『ええー、何それ凄いね、ロマノフスキーさんってランキング一位の人だよね? 会いたかったなー』


『まーそのうち会う機会もあるんじゃないか? きっと心愛の想像とはかなり違うと思うけどな』

『そうなんだ……』


 そんな感じでグレッグと話しながら、鑑定結果やグレッグなりの対応策を聞いた。

 今回はボスであるグレートトータスのHPを半分も削ることが出来ずに反撃を受ける事もなかったが、実際に半分以上削った時には強烈な反撃がありそうだし、ギフトの攻撃はその段階になって一気に削りきるために使うのが良いだろうという話だった。


 私も話を聞く限りでグレッグの考えにほぼ間違いは無いと思った。

 という事は魔法攻撃でその段階まで削りきらないと駄目だ。


 私が提案したのはシルバー以上の六十人全員にもう一度魔法スキルの有無を確認してもらって突入メンバーは五人のゴールドランカーと魔法スキル所持者に限定してもらう事、こちらからロジャーとグレッグには魔法スキルを用意する事だ。

 樹里さんたちの件はまだ、自衛隊に確認取れてないから今は伝えられない。


 グレッグとの通話を終えると、再度、杏さんに連絡を入れた。


『杏さん、特務隊の葛城一佐に樹里さんと美穂さんをガリッサに派遣してもいいかの確認を取ってほしいんですけど、お願いできますか』

『わかったわ、でも、どうでしょうね? 自衛隊員の派遣は国内が完全に落ち着いていない状況だから難しいかもしれないよ』


『そうなんだ……一応、確認だけお願いします』


 それから三十分ほどが経過した後に戻ってきた返事は、ちょっと意外なものだった。


『心愛ちゃん。樹里さんと美穂さんの件OKがでたわ。ただね、世界のトップが居並ぶ中に美穂さんと樹里さんだけでは格が足らずに日本が舐められる可能性もあるから、君川一尉と冬月二尉を一緒に派遣するのが条件だって。それでね、心愛ちゃんに君川さんと美咲にロジャーたちに用意するのと同等のスキルを用意してもらえないか? って話だけど、どうする?』

『君川さんと美咲さんなら何も問題ありません。どうすればいいですか? スキルを用意して美穂さんたちを金沢に送り届ければいいのかな?』


『それで問題は無いはずよ。後の指示は金沢で葛城一佐から直接受けてね』

『わかりました』


 杏さんとの電話を終えると、樹里さんと美穂さんに食堂に来てもらった。


「樹里さん、美穂さん、ちょっとおつかい頼んでもいいですか?」

「心愛ちゃんの頼みなら断らないけど、おつかいって、どこで何買ってきたらいいのかな?」


「えっとですね、ケニアに行ってロジャーとグレッグにスキルオーブを届けてほしいんです。それでついでにガリッサダンジョンのボス討伐に協力してほしいかな? って」

「えっ? ケニアまで行くの? それはどうだろ……ほら、私たち一応公務員だし、勝手に国外はまずいと思うよ? それにダンジョンボスの討伐っておつかいの範囲超えてない?」


「私もそう思ったから、杏さんに頼んで葛城一佐とお話ししてもらいました」

「まさか許可が出たの?」


「はい。今からとりあえず葛城一佐のいる金沢に向かいます」

「えー、でも私たちが心愛ちゃんの護衛任務から外れるって事だよね……なんか嫌な予感がするなぁ」


「樹里さんと美穂さんなら大丈夫ですって。私と希を除けば魔法に関しては世界でもトップクラスの実力があるのは間違いないと思いますよ。それに今回はガリッサのボスキャラが魔法攻撃じゃないと倒せそうにないので、私は学校があるからケニアとか行けないですから。中間試験が近いからサボるとやばいんです」

「んー、しょうがないか。中間試験は大事だよね」


「樹里さんのハンターボウの矢が、魔法判定の可能性もあるからそのデータは欲しいですね。それと美穂さんは、今回はこの『魔銀の杖』を使ってください。この杖に魔石をはめて属性魔石をはめて使うとその属性の魔法攻撃が五十パーセントアップになります。一応一通りの属性魔石を渡しておきますね。まだ確認はしてないですけど、マッケンジー長官や、葛城一佐なら魔銀の杖と同等の杖を在庫している可能性もあるから、もし持っていたらロジャーや美咲さん達に魔石は分けてあげてくださいね」

「心愛ちゃん? 今、美咲さんって言った? 冬月二尉の事だよね、一緒に行くの?」


「なんか、詳しくはわかんないけどそうみたいですよ」

「美穂、ますます嫌な予感するよね」

「そうだね樹里……」


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