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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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第104話 スタンピードの情報

 私たちが博多のダンジョン協会に到着するとすぐに澤田さんと冴羽さんが現れ会議室へと案内された。


「心愛ちゃん深夜に呼び出してすまない。こちらで集まった情報を説明するな」

「はい、よろしくお願いします」


「まずスタンピードの発生した場所だが、金沢、中国の天津、それに……アフリカ大陸ケニアのガリッサダンジョンの三か所だ」

「えっケニアもですか? もしかして、そこも最終階層に到達してダンジョンの撃破に失敗したということでしょうか?」


「いや、ガリッサダンジョンに関しては最終層に到達した事実はないはずだ。おそらく五層程度までしか攻略は進んでなかったと思われる」


 澤田さんからの説明を聞き前提条件が変わったことに少し焦った。


「私なりにスタンピードの発生理由を考えたんですけど、金沢と天津の時点で予想していたのはダンジョンボスの攻略に失敗したという事実があったので、それが要因だと思っていました。ガリッサもスタンピードを起こしているとなると別の要因がありそうですね」

「うん、そうなるな。だがとりあえずは国内、金沢のスタンピードに対して対応することが望まれる。それ以外の場所に関しては金沢の対応が収まってからだ。対応方法の見当はつくかい?」


「はい、ダンジョンボスの撃破しか手段はないと思います」

「やはりそうか……こんなことを民間の、しかも女子高生の心愛ちゃんに頼むことが常識外れも甚だしいことはわかりきった上でお願いしたい。冴羽、D-CANで金沢ダンジョンの攻略を請け負ってもらえないか?」


「澤田、それは特務隊に協力してということか? それともD-CAN単独でか?」

「決定は葛城一佐との話の後になるが、恐らく特務隊は溢れだした魔物への対応で精一杯のはずだ。特殊コーティングされた弾丸の在庫の問題などもあるだろうし」


「そうか……心愛ちゃん、どう思う? 対応は可能なのかい?」

「おそらく……ダンジョンの攻略ということであれば私と希でどうにかなると思います」


「わかった、事は急を要するからとりあえず金沢へ向ってもらおう。移動方法をどうするかだが……」

「あの……ここに今いる人たちだけならば秘密を守ってもらえるという前提でいいですか?」


 澤田さんと冴羽さんが頷いた。


「金沢なら、テレポで移動できます。一度にワンパーティー六名が上限になりますけど」

「なんだって? テレポ?」


「はい。転移魔法ですね。なぜかテレポって念じないと発動しないのでテレポです」

「わかった。その説明は今度ゆっくり聞かせてくれ。すぐに葛城一佐に連絡を入れるので移動を頼む。メンバーはどうする?」


「私と希と日向ちゃん、それに樹里さんと美穂さんの五人で行こうと思います」

「えっ? 心愛先輩、私で大丈夫なんですか?」


 日向ちゃんが聞いてきた。


「大丈夫、ちょっと考えがあるから詳しくは金沢に転移してからね」


 私たちは五人で金沢の拠点マンションへと転移すると早速説明を始めた。


「日向ちゃんはステータスがまだ低いから今回は主に記録係として頑張ってね」

「はい、頑張ります」


「美穂さんと樹里さんにはがっつり頑張ってもらいますからね」

「そんなの……大丈夫なのかな私達」


「何自信の無い様な事言ってるんですか? 私のガードしてくれる人が強いのは当たり前なんですから、今から私の手料理を少し食べて貰いますね」

「なんだかいきなりだね? でも心愛ちゃんの手料理は楽しみだよ」


 私が、樹里さん達と話していると、希が聞いて来た。


「先輩? マジですか?」

「うん、海外のスタンピードとかも起こっちゃったし、私達と同じレベルで戦える人は欲しいから」


「そっか、でも美穂さん達と日向ちゃんなら私も信用できます」

「少しステータスも調整して上げて、頑張って貰おうと思ってるよ」


◆◇◆◇


「これを召し上がって下さい」


 私は美穂さんに、ウサギの煮凝り(聖魔法)クリームコロッケ(土魔法)味噌煮込み(身体強化)

 樹里さんには、豚汁(火魔法)麻婆茄子(風魔法)味噌煮込み(身体強化)

 そして日向ちゃんには、ウサギの煮凝り(聖魔法)味噌煮込み(身体強化)カツ丼(アイテムボックス)を用意した。

 

「何これ? 綺麗だしメチャ美味しそうだね、いただきます」


 三人が喜んで料理を食べてくれると、ちょっと時が止まった……

 まぁそうなるよね?


「心愛先輩……なんでいつも同じ料理を二つに分けて作ってるのか不思議に思っていましたけど、これが理由だったんですね……」

「まぁそういうことだね」


 樹里さんと美穂さんも聞いてきた。


「心愛ちゃん……これって、この料理の効果なの?」

「はい、今の瞬間、恐らく日本の自衛隊の中でもお二人は最強クラスの実力になったはずです。その能力を公表するのも隠すのも自由にして構いませんが、どうやって身に付けたかだけは、内緒にして貰えますか?」


 樹里さんと美穂さんがお互い頷きあって返事をした。


「うん、そうだね、ばれたら、ちょっとヤバいよね……」

「金沢ダンジョン攻略したら希も含めて三人とも一気にカラーズですよ! 日向ちゃんも大幅にレベルが上がるはずだから今回は無理をしないように付いてきてね」


「おーう!!!」


 樹里さんも美穂さんもノリだけは良いので、きっと大丈夫だよね。

 でも、美咲さんやロジャー達にバレたら凄いせがんで来るだろうなぁ。

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