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こまかい詩集2

詩 声をかけたら、別人だった

作者: 仲仁へび



「あっ、佐藤さんだ。おーい」


「何でしょうか。佐藤じゃありませんけど」


「えっ?」


 声をかけたら 別人だった

 顔をみたら 別人だった

 道であった 友達だと

 思っていたのに 違っていた


 別人だから 気まずくなった

 別人だから どうしよう

 別人だから ここから逃げたい

 別人だから 時 戻したい


 声をかけたら 別人かも

 ある日 友人 見かけたら

 手を上げ 喋り かけただけ

 そこでストップ 硬直状態


 トラウマ 脳裏に 蘇る


 声をかけたら 別人だった

 振り向いてくれたら 別人だった

 申し訳ない 別人だった

 顔から火が出る 思いだった


「佐藤さんこの間、駅前通った?」


「うん、通ったけどそれがどうかした」


「くっ、今度は本人だったか!?」



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