表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

そこに橋が見えた

作者: ナイス五郎


隣の席で女がカフェラテを飲んでいる


大きな橋が見えるコーヒーショップ


ガラスの向こうは人の往来


風が吹いて宝石店の幟がはたと揺れた


今日やろうと思っていたことが、やらなければいけないことが二つ三つあって、なにひとつやらなかった


やったのはどれもやらなくていいこと


ナイキのバッグを背負って出かけて、強い風のせいにして明日にぶん投げた


唯物論の有効性に疑問の余地はないけど、ときどき心が折れそうになります


「マキシ・シングル」という単語を耳にすると恥ずかしい気持ちになる、という自分を大切にしたい、という思いは決して厚顔ではない、ということで


今日ぶん投げたこと、明日やるかなあ?


さっきまで見えた橋が見えなくなった


カフェラテを飲んでいた女が席を立って、足早に店を出た


どうしよう?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ