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「今日の営業は終わりっ!」



 私は扉の外に掛かっている営業中のボードを完売のボードに変えた。

 開店初日、お客さんが来てくれるか不安ではあったが無事に完売することができた。来てくれたお客さん全員がこの店がなかなか営業を始めないことで気になったそうだ。団長様には迷惑をかけてしまったが結果的にはいい宣伝になっていたようだ。


 魔物料理も好評でお客さんは笑顔で完食してくれたし、『美味しかった』『また来るね』と声をかけてもらえたことも嬉しかった。是非ともまた来て欲しいのものだ。


 それにまさか騎士団長様が最初のお客さんになるとは思ってもいなかった。団長様の口にも魔物料理は合ったようで帰り際には『また来る』とも言ってくれた。さすがに団長様のような貴族を相手にするとは想定していなかったが、団長様は貴族であるにも関わらずとても気さくな人だった。あと今さらだがかなりのイケメンであった。



(団長様は相当モテそうだったな。私も最近は魔物ばかり見ていたから目の保養になったわ)



 それにあの若さで騎士団長だ。相当腕も立つのだろう。



(一目で団長様が強いのは分かったわ。いつか手合わせできたらいいのに)



 無理なのは分かっているが思うだけならいいだろう。



「さてと、そろそろ片付けを始めなきゃ!明日からはまた食材探しに行かなくちゃいけないから忙しくなるわね!」



 今日で魔物食材は使い果たしたので新たな魔物食材を求めて早速明日から冒険に出るつもりだ。どんな魔物食材に出会えるか今から楽しみである。


 片付けを終え店の明かりを消す。



「今日は一日お疲れ様!」




『ルナの気まぐれ食堂』は次の営業に向けてしばらくお休みです。

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