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・目が覚めたけど理想の異世界じゃないんですけど。

初めて「なろう」をします。暖かい目で見て頂ければ幸いです。


普通、転生したら魔物がいてエルフがいて…色々な王国があって…勇者になって魔物の軍団と魔王を倒してヒロイン達とハーレムを気づいたりする感じだ。


だけど、これから俺が経験する転生来世物語(勝手に名前を変えてごめんなさい。)はちょっと変わったお話です。


遡るは俺の感覚だと1ヶ月前…いつも高校の同級生と一緒に帰った俺はトラックに轢かれそうになった親子を救って死んでしまった。


所謂テンプレ転生だ。


女神「はい!アナタは死にました!」


「はい。わかってました。」


女神「お怪我はありませんでしたか?」


「僕なら問題ありませんよ?ごらんの通り…死にましたけど女神様のおかげで無事です。」


女神「なら良かったわ♪それじゃあ本代に……と、入る前に。」


「ん?」


女神「ちょいとアフタヌーンティーでもしましょうか。お腹、空いてるでしょ?」


ギュルルルルル……


そういえば部活終わりの帰りだったことをすっかり忘れてた。あん時はめちゃくちゃ腹が減ってたからな…


そんなことを考えているうちに女神様は既にティータイムの用意を済ませていた。何種類かのケーキ以外にもサンドイッチ、マカロンやシュークリームもあった。


女神「好きなのを選んでどうぞ。」


「んじゃ、チョコケーキ貰おうかな…」


俺は女神様が用意したチョコケーキを1つ貰い、フォークで食べた。


女神「ねぇ君、転生して見る気はないかしら?」


「転生ですか?」


女神「えぇ、あんな死に方しちゃって可哀想だから新しい人生を与えようかなってね?」


「なるほど…」


女神「どうかしら?誘われてみる?」


いやなんか凄い積極的に進めている気がするけど気のせい?


「変な商売っぽいけど……まぁ、いいか!」


女神「分かったわ。なら、これから準備するわね?」


そう言った女神様は透明のタッチパネルでできたキーボードを召喚し、転生の手続きらしきものを始める。


女神「色々と執拗よね?感覚能力だったり、魔力強化…色々と必須ね?」


どうやらこれで色々な能力を授けることが出来るらしい…


女神「はい!手続き完了よ?アナタはこれから紅紙紬として生きることになるわ。んじゃ、行ってきてねー!」


そう言った女神様は俺を新たな人生が始まる世界へと転生させた…


助手「行きましたね?」


女神「えぇ、これで無事なはず……ってああぁ!?」


助手「ど、どうしましたか?」


女神「転生する先の事情を説明してなかった!しゃーない!こうなったら私がその場所へ向かうわよ!」


助手「ダメですよ女神様!そんなことしたら大変なことになりますって!」


女神「待ってなさい紬!私がお母さんとして今すぐその世界に行くわよぉー!」


助手「ダメだこのクソ上司ぃぃぃぃぃぃぃ!?」


そして俺はと言うと…


紬「ん〜……」


医師「お母さん!産まれました!元気な男の子ですよ!」


お、男の子?どういうことだ?転生は成功……したんだよな?


母「あぁ、私の息子よ…やったわ♪」


紬「(辺りの感覚を感じる能力を貰ったけど…見てみるか…)」


女神様から色々と貰った俺はその内の一つである周辺の物などを感じる能力を使う。機械みたいな音も聞こえて、なんか蛇口から水が流れるような音がする。


てか待った。今更だが息子って……え?もしかして俺!?そう言った俺は手を握ってみる。そして俺が転生した場所は何となく分かったのか心の中で叫び出す。


紬「(なんじゃこりゃあぁああああ!?)」


感覚能力で使ったことで判明した転生先は最新の病院で産まれた赤ちゃんからやり直り…しかも現実世界と全く変わらないビル群が立ち並ぶ世界だ。


紬「(こんなん異世界じゃねーーーー!ただの前世のやり直しじゃねーか!)」


母「紬くーん♪いい子でちゅね〜♪」


紬「ん?」


待てよこの母親の顔……どこかで……あぁ!?


女神「(やっほーさっきはどうも♪)」


紬「(何やってんすかめが……いや母さん!)」


女神「うっふふ♪いいじゃない別に♪」


紬「よくねーよ!母さんがこの世界に干渉したら女神の仕事失格じゃねーのか!?」


女神「アナタにこの世界のことを話してなかったから駆け寄って来ちゃったのよ?ごめんね〜♪」


紬「(はぁ…これどーすんだマジで。)」


女神がお母さん。訳の分からなくて前世と代わりがない世界への転生…一体、俺はこれからどうなっちゃうんだマジで…


次回


・女神が母親になるのはおかしいのは自分だけ?

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