プロローグ
素人が思いつきでなんの計画もなく書き始めた小説です。優しい目で見守ってください。
目を開くとまだ明かりに目が慣れていないのかぼんやりとしか目の前の光景が見えなかった。そして、次第に目が慣れるとともにハッキリと見えてくるものがあった。若い美人な女性の顔である。その女性は綺麗な碧色の髪を後ろで縛って白い帽子のようなものを被っている。目も髪と同じ碧色で綺麗だなぁとぼんやり思っていると自分に微笑みかけてくれている状態であることに気づく。そんな状態に気まずさを感じながらも、彼女は少し目を潤せながらも嬉しそうな笑みを浮かべ、僕を大事そうに抱えて綺麗な布で体を拭いてくれている。
ん?抱えている?
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僕は普通の高校生だった。一般的なサラリーマンの父とパートをする母と姉を持つどこにでもいる普通の男子高校生。学校での成績は中の上、運動も周りに比べたら少し良いレベル、容姿は可もなく不可もなくと言った程度。趣味は?と聞かれたら読書です、と在り来りな返答しか出来ないなんの趣味や特技も持たないつまらない人生を送っていた。将来の夢や目標もなく高校生活をだらだらと過ごしていたある日、唐突にそんな人生は終わりを迎える。学校帰りの夜道を自転車を必死に漕いでいると、何かが目の前から眩しい光を発しながら猛スピードで近づいて来る。それが車だと気づいた時にはもう遅かった。そんなふうに呆気なく僕の平凡な日常は幕を閉じた。
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僕の名前はアレン・バウレット。バウレット家の長男です。父のアリウス・バウレットは、若い頃はそれなりに名を轟かせた魔法使いで今は現役を引退して小さな街で畑仕事と狩りを生業としています。母のカレン・バウレットもまた、若い頃は父さんと一緒に各地を転々と冒険して回っていた魔法使いらしいが、今はバウレット家の家事を完璧にこなす主婦となっています。ベビーシッター兼メイドのサーシャは近所に住み、通いで従事してくれている。はい、どうやら僕は普通の高校生に幕を閉じ、異世界の人生を歩み始めたそうです。
ゆっくりと書いていきます。
これからよろしくお願いします。
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