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トモダチ

作者: 雪

愛して欲しいって全身で訴える君

欲しい愛は僕からのじゃないでしょう?

大好きだよ 大切な友達

君は今笑えているかい?


ねえ、あの頃のことをたまに思い出すんだ

僕と君 二人はいつも一緒だった

大切な僕の親友 君は今笑えているかい?


消えない記憶は呪縛のように君に巻きつく

その呪いから解放してあげたかった

ああ 僕はなんて傲慢な人間なんだろう


自分の子供を愛せない親がいる事は知っていたさ

でも僕は愛されていたから

君へと言うべき言葉を持たない


否定され 否定され それでも愛を求める君

肯定され愛される きょうだいが羨ましいって泣いた君

愛玩と搾取 どちらも歪だって

言えなかった 言えなかった


僕は君の思う通りには生きられなくて

君が僕の手を離したあの日から

ずっと思ってるんだ

君には幸せになって欲しいって

呪いから解放されて欲しいって


愛して欲しいって全身で訴える君

欲しい愛は僕からのじゃないでしょう?

大好きだよ 大切な友達

君は今笑えているかい?


あれから何年経ったかな

今や僕らは大人になった

あの日の君は元気かい?


どうかあなたが笑顔でいられますように

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