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閑話~族長会議その後~

「ふぇ~んっびぇ~~~~」


 族長達の話し合いが終わった後もまだユーフィミアは少しぐずったままであった。


「ユーフィミア~いい子だから泣きやみましょうね?」


「ユーフィミアもう大丈夫だからな。お父様が側にいるからな~」


「うっぇ、ふぇ、ぇ~ん」


 リティシアとリューゼナイトがあやしてもユーフィミアはまだ泣きやめずにいるとリューゼナイトは側にいた族長達を睨み付けた。その鋭い目つきで睨まれた族長達は慌てて謝った。


「あー、リティに竜王様申し訳ない」


「お兄様、お兄様達のせいでユーフィミアが泣き止まないわ。孵ったばかりなのに、それに目が真っ赤になってるわ」


「うっ、すまん」


「わたくし達も孵ったばかりの幼子の前で大声を出してしまいましたわ。竜王様、リティ様申し訳御座いません」


「「私達も謝ります。ごめんなさい」」


「俺も謝ります。すみませんでした」


「・・・申し訳ない」


「竜王様、竜妃様、皆も驚いたのでしょうし今日は許してあげては?」


 皆の謝罪とロイスがそう言うと、リューゼナイトとリティシアは仕方ないと諦めたように溜め息をついた。


「今回は仕方ありませんわね」


「そうだな」





「・・それにしても、流石竜王様とリティの子供だな」


 ゼフィロスがそう言うと、他の族長達も頷いた。だが当の2人はユーフィミアをずっとあやしていて気付いてなかった。


「でも、姫様もこれから大変ね」


「えぇ、そうね。だからこそわたくし達が色々なことを教えて護って行かないといけないわ」


「あぁ。何が何でも護らないとな」


 その時族長達は皆決意を新たに決めた瞬間だった。






      コンコン


 そんな中扉をノックする音が聞こえ、一番扉に近かったロイスが扉を開けた。


「誰です?・・・あぁ、殿下方どうされました?」


 扉を開けるとそこにはリュークバルトにシオリア、ファル、ティルクがいた。


「すみません、ユフィはここにいますか?」


「ユフィ?・・・ユーフィミア様ですか?」


「「はい!ぼくたちユフィに会いに来たんです」」


「俺達来ては駄目でした?」


 4人がそう答えるとロイスはもう話も済んだことだし大丈夫だろうと、部屋の中に4人を入れた。4人は部屋に入ると真っ先に両親と妹の所に駆け寄った。


「ん?4人ともどうしたんだ?」


「父上ユフィは何で愚図っているのですか?」


「寝起きに吃驚したから、かしら?」


 リューゼナイトとリティシア、リュークバルトが話しているとシオリア、ファル、ティルクがユーフィミアをあやし始めた。


「ユフィ~目が真っ赤になってる。兄様達が来たからもう大丈夫だぞ」


「「ユフィ、泣きやもうよ~。それから一緒に遊ぼー?」」


「ユフィ?泣き止んでくれたら兄様が本を呼んであげるよ」


 4人がユーフィミアに声をかけると落ち着いてきたのかユーフィミアは泣きやみ、きょとんとした顔になった。


「・・・う?」


「あら、ユフィったらやっと泣きやんだわ。でも、目が腫れそうね~」


リティシアがそう声をかけるとセシルが濡らしたタオルを持ってきた。


「竜妃様、此方をお使いください」


「まぁ、セシルありがとうね」


「いえ、礼を言われることはしていませんので」


「ふふ、セシルらしいわね」


 そう言いながらリティシアはユーフィミアの目にタオルを優しく当てるとユーフィミアは冷たかったのか声を上げた。


「っぴゃ!」


 その様子を見ていた族長達は一旦帰宅してまた日を改めて来ることを伝えてそれぞれ帰宅した。

 スッゴく短くてごめんなさい!


次は出来るだけちゃんとした話を書きたく思います!

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