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閑話~日常小話~

 ユーフィミアが誕生して約30年ほどたった頃の日常の小話です。

ユーフィミアは見た目人間で3歳ほどになってます。


それは、ユーフィミア誕生から約30年後の事でした。


「う、え、うぉ・・・・・・むじゅ・・」


 その日はユーフィミアは言葉を喋る為に声を出して練習していたが、なかなか上手に喋れなくて最初はそれでも頑張って練習していたものの、その表情は次第に曇っていき段々と不機嫌なオーラを醸し出しいて周りにいる侍女達もその様子を見て心配していたその時、


   ふぇ、うっ、ふぇ~~~~~ん


我慢の糸が切れたように、ユーフィミアが泣き出し侍女達が必死であやすもののユーフィミアは愚図って中々泣き止めずにいた。


「姫様、最初から皆簡単に喋れませんから、そんなに追い詰めないでくださいな」


「そうですよ、姫様」


「それに、泣いてばかりだとおめめが腫れてしまわれますわ」


 侍女達が次々に声を掛けてあやしていると、そこに竜妃リティシアが部屋に入ってきた。


「あらあら、ユフィったらそんなに泣いてどうしたのかしら?」


「竜妃様!?いつ来られたのですか」


「ふふ、今来た所。風で音と気配を消してたから気づかなくて当然よ」


 侍女の一人がそう声を掛けると、リティシアは悪戯が成功したかのように微笑みユーフィミアの元に近づき優しく抱き上げた。


「ユフィ私の可愛い子。おめめが真っ赤になってるわ、もう泣き止みましょうね」


   ふぇっ、うぅ


 リティシアが、ユーフィミアを抱いて背中を優しくポンポン叩いてあげると次第に泣き声は落ち着きだした。


「やっと泣き止んでくれたわね。ユフィ?どうして泣いてたのかしら?」


「ふぇ、かぁさま、あにょ、ね、じょぅ、しゃべりぇ、にゃぃ」


 ユーフィミアは必死でリティシアに何で泣いてたか伝えるものの、伝えながらも如何して上手に喋れないのかと又もや涙目になっていた。


「そうだったの。でもね、ユフィ、皆最初から喋れる訳ないのよ。皆一生懸命練習して喋れるようになるの、だから上手に喋れないからって思ってもしょうがないのよ」


「そ、なの、わかっ、てりゅ、で、も」


「それにねユフィ、良いこと教えてあげるわ。風竜の子は喋るのが早いのよ、だから、コツを掴めば直ぐに喋れるようになるわ」


 リティシアは微笑んでそう伝えるとユーフィミアは瞬きして本当に?という顔をした。その顔を見たリティシアと傍に居た侍女達は本当だと言うように微笑み頷くとユーフィミアはやっと笑顔を見せた。


「こ、ちゅ?」


「えぇ、ユフィはお歌好きでしょう?だから、簡単なお歌を教えてあげるわ」


「う、ん!」


 ユーフィミアが元気に返事をしてリティシアが風竜族の歌を教えると、疲れたのかユーフィミアは眠そうに目をこすった。


「ユフィ眠いのね?お昼寝する?」


「・・・ぅ、ん・・・」


 その後、リティシアがベットにユーフィミアを連れて行き子守唄を歌うと幸せそうにユーフィミアは眠りについたのでした。

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