50年後~竜妃sid~
久々の更新です!という訳で前話の変更と新しく更新しました^@^/。久々過ぎて誤字脱字があると思いますので、気付いた事がありましたら何でも良いので教えてください>v</
一方、竜妃リティシア達はと言うと。
「竜妃様~!姫様をお見かけしませんでしたか!!」
そう言って、代々竜妃の間として使われている部屋の扉を勢いよく開けたのは竜妃付き侍女から姫付き侍女になった獣人族のニーナだった。
ニーナは肩口まである髪を何時もは綺麗に纏めているが、今は竜族の姫ユーフィミアを探していたためにその髪の毛を乱し、特徴的な尻尾も少しばかり膨らませていた。
「ニーナ何事ですか、竜妃様の前でそんなに取り乱して」
溜め息をつきながらニーナにそう言ったのは竜妃付き筆頭侍女のセシルだった。
「あっ!申し訳ございません!!」
セシルに注意されニーナは直ぐに謝罪する様子を見ていた竜妃リティシアは微笑みながら2人に声を掛けた。
「セシル、もうその辺でやめてあげなさい。ニーナ、ユフィが居なくなったのね?」
「竜妃様~。そうなんです!あちこち皆で探したのですが見当たらないのです!」
「そう、・・・もしかして奥から出たのかしら?」
リティシアが少し考えてそう言うと、ニーナとセシルがまさかと言わんばかりの表情になった。
「ですが、竜妃様。姫様は奥からお一人で出てはいけない事になってます」
「そうです!姫様はいつも奥からは絶対出ていません。それに、どこかに行かれるなら声を掛けてから行かれますし・・・」
「そうね、でも探しても見つからなかったのでしょう?・・・もう一度皆で探してみようかしら?私も術を使って探してみるわ」
リティシアはそう言い、皆にユーフィミアを探すように伝え自身も術を使って探そうとしたその時扉からノックする音が聞こえ、セシルが来客の対応に出た。
「はい、どちら・・っ竜王様!それにロイス様にデリス様まで、どうされましたか?」
セシルが扉を開けるとそこには竜王リューゼナイトと地竜族族長ロイス、暗竜族族長デリスが立っていた。
「いや、なんだリティは今いるか?」
リューゼナイトがセシルにそう聞くと、2人の声が微かに聞こえて気になったリティシアが部屋の奥から出てきた。
「リューゼ、私なら此処におりますわ。あら、ロイスとデリスも来てましたのね」
「はい、竜妃様。失礼致しております」「竜妃様、警護の者と侍女今居ない、どうした?」
ロイスとデリスがそう答えると、リティシアとセシルは顔を見合わせ答えた。
「それですが、姫様のお姿が見えなくて奥の者達皆で探しているのです」
「そういうことなのよ」
「あー。リティ、その事なんだが「お母様、・・・ごめんなさい」
リューゼナイトがユーフィミアの事を伝えようとしたその時、急にリューゼナイトの後ろからユーフィミアが現れた。急に現れたユーフィミアにセシルとリティシアは吃驚したが、次の瞬間ほっとした様に微笑んだ。
「ユフィ、何処に行っていたの。ニーナにも伝えてなかったのでしょう?皆心配していたのよ」
「そうですよ。姫様」
ユーフィミアは2人に注意されて少し涙目になりながらも、如何して1人で外に行ったのか伝えた。
「あのね、ニーナもう直ぐお家に帰るって、だから、それまでにどうしても用意したいものがあったの。・・・だから、誰にも知られないようにお外に出たの。・・・でも、みんなに心配かけたのね」
「そう、ユフィいい子ね。ニーナの為に何かしてあげたかったのでしょう?でもね、お母様には教えて欲しかったわ」
「ぁう、ごめんなさい」
ユーフィミアが謝るとリティシアとリューゼナイト達はもう怒ってないと言うかのように微笑んでユーフィミアの頭を優しく撫でた。
「皆にユフィが見つかったっと、知らせねばいけないな」
リューゼナイトがそう言うと、リティシアは風竜術で声を飛ばしてユーフィミアを捜索している皆に伝えた。
「竜王様方、ちょうど天気も好いことですし外でお茶にしませんか?」
ロイスがそう言うと、皆もそれに同意しセシルがそれなら大輪の薔薇が今見頃だと思い薔薇園にある東屋に案内した。
「まぁ!今日は一段と綺麗に咲いてるわ!」
「綺麗ねぇ」
リティシアとユーフィミアは綺麗に咲いている薔薇を見て声を上げ、その様子を見ていたリューゼナイト達も自然と笑みが浮かんでいた。
皆が薔薇を観賞している間にセシル達侍女はお茶やお菓子と素早くそれでも丁寧な動きで準備していると、少し離れた位置から仲良く歩いてくる少年達の姿があった。少年の1人は少しウェーブの掛かった銀色の髪にき金色の瞳をしていて名前はファルと言い竜王の第三子になり、もう1人は金色の髪に銀色が混じった様な蒼い瞳をしていて名前はティルクと言い竜王の第四子になる。2人は同じ日に産まれた為、人で言うなら双子にあたり、人間で言えば15歳ぐらいに見える。
「あっ!ファル兄さま!ティルク兄さま!」
「「ユフィ!危ない!!」」
少し離れたところにも拘らず2人を見つけたユーフィミアは駆け足で2人の下に駆け寄ったが、あと少しの所でつまずき転びかけた。だが、転ぶ直前でユーフィミアの体は優しく風に包まれ転倒を免れた。
「ユフィ!危ないからあれ程走るなといつも言っているだろう」
「ユフィ!大丈夫か!?」
「ごめんなさぁい。でも、お兄さま達ありがとう」
何故なら、ファルとティルクが同時に風竜術を使ってユーフィミアが転ばないように風でユーフィミアの体を包みこんだからだった。それに気付きユーフィミアは謝りつつもとびっきりの笑顔で感謝の言葉を伝え、その笑顔をみて2人は怪我もしなかった事だしもう良いという様に微笑んだ。
3人が手を繋いで薔薇園に向かおうとして歩きだした時、薔薇園の方からリティシアとリューゼナイトが3人の下に心配したように歩いてきた。
「「父上、母上。ただ今戻りました」」
「ああ、2人とも戻ってきたか。それにしても、ユフィ今転びそうになっただろう。怪我はないか?」
「うん!お兄さま達が助けてくれたから、怪我してないのよ」
「そぅ?流石はファルとティルクね。善くユフィを護ってくれたわ」
リティシアはユーフィミアが怪我をしてないか確認して2人に善く護ったと言うと、ファル達は当然だと言う様に頷き、今度こそ皆でお茶にしようとリューゼナイトが言い5人は薔薇園の東屋に向かった。
因みに東屋とかいてますが正確にはガゼボがあると思ってください。
簡単に言えば、西洋風の東屋の事です。




