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50年後

本当にごめんなさい!気付けば日付が変わっていました!!

 50年後




「・・・ユフィ?何してる?」


「あっ!デリスおじさま~。これ見て~」


 そこはリュゼル領にある城の竜王一家が良く使う中庭、そこは城に仕える木竜達のお陰で常に花々が綺麗に咲いてる。

そんな中庭の中心に黒髪の、人間でいうと5歳位に見える竜族の少女が敷物の上に座っていると、後ろから暗竜族の族長デリスが声をかけた。

 少女の名前はユーフィミア・リア・リュゼルと言い、竜族の姫で背中の中程まである髪は緩くウェーブが掛かった黒髪で、眼の色は金色、肌の色は透き通った白い肌をしている。ユーフィミアは握っていた物を笑顔で見せた。


「黒い結晶?・・・っこれ、鱗で作ったのか?」


「うん!アグニにいさま達に教えてもらって作ったのよ」


「そうか・・・上手に出来ている」


 デリスが黒い結晶を見て鱗だと気付き驚いたが、笑顔で答えるユーフィミアを見て珍しく微笑みユーフィミアの頭を優しく撫でた。

その時、小さな風が起きユーフィミアの頬を優しく撫でるとユーフィミアはとても嬉しそうな笑顔になった。


「ユフィ?・・・どうした?」


「あのね!もうすぐでお兄さま達とゼフィ伯父さまがお城に到着するのよ」


「そうか。なら、竜王様の所に行くか?」


「うん!デリスおじさまも一緒にお父様たちの所に行きましょう?」


 そう会話すると2人は立ち上がり、竜王リューゼナイトがいると思われる執務室にゆっくり歩きながら向かった。

長い廊下をユーフィミアとデリスは会話をしながら仲良く歩いて着いた先には、重厚な扉がありその傍には武官が2人おり、更に書類を持った文官が立っていた。その3人はユーフィミアを見掛けたとたん少し微笑んでユーフィミアとデリスに挨拶をした。


「「ユフィ姫様!デリス様!おはようございます。竜王様になにか御用で?」」


「ユフィ姫様にデリス様、おはようございます」


「みんな、おはようございます!お父様に会いにきたのよ」


「・・・そういうことだ」


「そうですか、それでしたら扉を開けますね」


 武官の2人がそう言うと、その重厚な扉の前で魔力を使うとその扉はスゥと消え、部屋の奥のこれまた重厚な造りの机にむかいあって居たリューゼナイトとその側で書類を確認していた地竜族族長のロイスが扉があった方に顔を向けた。


「おや?ユフィ姫にデリスもどうしたのです?」


「ユフィ、どうした?父様に会いに来てくれたのか?」


 ロイスとリューゼナイトがそう声をかけるとユーフィミアは嬉しそうに笑顔で答えた。


「うん!お父様、ロイスおじさま今お仕事忙しいですか?」


「ん?仕事か?丁度一段落したところだ。なぁ、ロイス」


「えぇ、もう少ししたら休憩しようと思っていた所です」


 2人がそう言うと、ユーフィミアは更に笑顔になりその様子を見ていた3人もつられて笑顔になっていた。そして、ロイスは扉の前で警護していた武官に侍女にお茶とお菓子を4人分持ってくるように伝えるように言い、文官からは書類をしっかり受け取り部屋の中に戻ると部屋の中ではリューゼナイトが膝の上にユーフィミアを乗せていて、デリスは執務室にあるソファに座って部屋にある本を読んでいた。


「ロイス戻ったか」


「はい、直ぐにお茶の準備が出来ると思いますが、その間にこの書類だけ確認して頂けますか?」


「これだけか?」


「本日の政務はこれで最後ですが、どうかされましたか?」


 ロイスがそう伝えると、リューゼナイトは書類を確認しながら答えた。


「いや、今日リューク達が帰って来ると知らせが入ってな」


「そうでしたか、では竜妃様にも連絡する様伝えてきます。他に何か連絡は有りますか?」


「ユフィ?リティには此処に居ること伝えてあるのか?」


 リューゼナイトがユーフィミアに問いかけると、ロイスとデリスもユーフィミアを見た。3人に見られてユーフィミアは少しだけ顔を逸らした。


「ロイス、ユフィが此処に居ることも伝えねばならないからこのままリティのとこに行くか」


「そうですね、そのほうが良いでしょうね」


「・・・ごめんなさぁぃ・・・」


 そうユーフィミアが小さな声で謝ると、デリスがそれは違うといった。


「ユフィ、竜王様怒ってる訳じゃない・・・ただ、竜妃様きっと、すっごく心配している・・・」


「デリスの言うとおりだ、今頃リティは心配しているだろう」


「そうですね、竜妃様心配してるでしょうね」


「そうだな。うん、取りあえずお茶はリティと合流してからにするか」


 リューゼナイトがそう言うと他の皆も頷き、皆で竜妃リティシアの元に向かった。







 その頃、アロイス地方がある北北東の空から大きな銀色の鱗と銀色が混じったような蒼い眼をした竜と、その後ろには銀色の竜の半分ほどの大きさの金色の鱗に鱗と同色の眼の竜と、銀色の鱗に金色の眼の竜が城に向かって飛んでいた。


 グルゥ、ギュルゥ、グリュ~『ゼフィ伯父上速すぎます!シオリアが少し遅れてます』


 ギュ、グルゥ、キュル『あ、兄上!俺ならまだ平気です!!』


 ギュルゥ、グルル、グッグリュ『なら、少し速度落とすぞ』


 3頭の竜はそう会話しながら上空高く飛んでいた。



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