第四十七話 恋?
あれから一週間が過ぎ、拓也のおたふくはなおるはずだったが……
今度は左の頬がふくれてしまった
つまり、おたふくにもう一回かかってしまったのだ。
更に一週間が過ぎ、ようやく完治した。
今日は久しぶりの学校なのだ
拓也は久しぶりの学校で緊張と不安でいっぱいだった。
まだ誰も学校に来ていなかった。
「(え~と僕の席は)」
拓也が席につこうとする。
「(あれ?僕の机ってこんなに高かったっけ?よくみると違うような)」
???「拓也君の席はそこじゃないよ。席替えしてここになったんだよ」
「(確か同じクラスの徳重さんだったよな。幼稚園から一緒だったけどあんまり喋ったことなかったよな)おはよう。そうなんだありがとう。」
拓也は席につく。
するととなりに徳重が座った。
「私が今度拓也君の隣になった徳重 心だよ。幼稚園から一緒だから名前は知ってるかもしれないけどあんまり喋ったことなかったからね。改めてよろしく。久しぶりの学校で分からないことだらけだろうけど、分からないことがあったら言ってね」
そう言ってニコッと笑う。
拓也「ありがとう。よろしく(何だろう?この感じ何かもやもやする)」
しばらくしてからクラスの子達がきた。
みんな拓也に一声かけてくれた。拓也も嬉しかったようだ
担任の西田も入ってきた。
西田「久しぶりだね。元気かい?」
拓也「はい(みんな気をつかってくれるんだな)」
拓也はクラスメートに素直に感謝した。
授業が始まった。
二週間も休んでいて授業についていけるわけもなく、ぼーっとしていた。
心「ここはね、ここをこうして」
心が親切に教えてくれる
拓也「(近い、近い。顔が近すぎる。顔と顔の距離が10CMくらいしかないよ)」
他の授業もこんな感じになり
一日中ドキドキしっぱなしの拓也だった。